Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

アメリカのライトなデート文化を理解しよう

あけましておめでとうございます。
2017年もInside the gateをどうぞよろしくお願いいたします。

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(ベース内の某ビルディングより撮影。駐車場の向こう側はカミサリー。中央から少し左に見える、横に長い建物はメインフードコート。左端に写っている高い建物はザ・タワー横須賀中央


2017年一本目の投稿は、アメリカのdatingについて書きたいと思います。

「アメリカ人のボーイフレンド/ガールフレンドがが欲しい♪」
そう思って横須賀に遠征し、米軍関係者と知り合ったとします。だけどその後がなかなか続かない人は、きっと重すぎるのです。

行き先が決まっていないと発進できない日本人。
同じ行き先を目指して、ともに歩みたいthe best one/the right oneを見つけるために、とりあえず発進してみるアメリカ人

日本人の男女は一回デートをしただけで、何かこう「つきあわなくちゃいけない」「私ときちんとつきあいたいからデートに誘ってくれたんでしょ?」と縛り付けられてしまう気がします。保証がないと交際しないとでもいうべきか・・・。

日本人同士の恋愛のステップアップには

  • 正式に彼氏と彼女の関係になるまで肉体関係は持たない
  • 2,3回デートして男性からちゃんと「つきあってください」と言われたら、もうそれが一対一のおつきあいであることが前提である

ということがあげられます。最初から割と縛りがきついんですよね。例えば・・・・

こんなツイートをアメリカ人が見たら「えー?!結婚する気がなければつきあっちゃいけないの?」と驚くことでしょう。アメリカ人にとってリレーションシップのステップアップは、もうちょっと違います。
最近の若い人達はそれほどでもないのかもしれませんが、アメリカ人達はそこらへんはもっと軽いのです。軽いといっても軽薄というわけではなく、男女で何か一緒にやるということに対して、若い頃はみんな軽く構えているのです。カップル文化という背景があるからでしょう。

picnic

食事やお酒、その他のアクティビティを楽しみながら互いを知る。「こりゃないわね」と思ったら次は行かなきゃいいだけです。休日は暇だし、せっかくだから一緒に出掛けてみるか、くらいでいい。
だけど日本人は「この人とおつきあいできたらいいな」という前提だったり、それを過剰に期待してデートに出かけてしまうため、二人で楽しむということを忘れてしまっています。なんだかしっくりこなくても、それがこの世にたった一つの出会いであるかのように執着してしまう人が多いのです。
「電柱の陰から2年間、ずっとあなたを見つめてました。好きです」くらいの思いがないと一対一のおつきあいはしていはいけない、みたいな部分がまだある。

うまくいかない人に自分を合わせてデートを繰り返すよりも、他の人と気楽に楽しめるデートを

だからしっくりこなかった場合、無理をしてでもしっくりこさせようと自分や相手の悪いところを変えようとするから、ぎくしゃくする。
一緒にいて楽しくなかったり幸せじゃなかったら、無理をして二回目のデートなんて行かなくていいのです。無理して頑張り続けてみたけど、限界を感じて別れてみたら実はそれほど好きじゃなかった、とかありますからね。そういう頑張り方は女を枯らすしブスにします。
「日光、水、ほどよい養分を与えて花を咲かせるだけの価値がある関係だ」と思えるようなものをともに築き上げられる人にはいつか出会えますから、大海原ですいすい泳ぐことは、決して軽薄な行為ではありません。
My Little Loverの"Destiny"という曲に「あなたも泳いでいるのなら きっと会える 運命の時に」という一節があります。今聞いても好きだなぁと思う歌詞です。
きっと素敵な人は、その大海原で泳いでいる。その人に出会うまで、多少しくじってもよいのではないでしょうか。性病の治療のために、頻繁にクリニックのお世話になるようなことにならない限り。

 

DESTINY

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  • My Little Lover
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 「女を疲れさせる曖昧な関係 He's still on the market.」に続く

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