ブラジル北東部の都市ナタウで民宿・レストラン・お念仏道場の開店を目指して奔走している菌玉ゆきゑさん一家が、事業資金獲得の一環として、ビーチで手巻き寿司を売りさばいています(工事にもっと注力できるよう、太っ腹なスポンサーがつくことをお祈りしております)。
私が美味しそうだなと思ったのは、サーモンの巻き寿司。ブラジル人にはうけたのでしょうか?
商売をする人達にとって、自分がこれぞ!と胸をはって提供できるものと、「これは変だけど、間違えなく売れる」と妥協して売るものがあると思います。
例えばあなたが海外で日本食のお店を始めるとなると、新鮮なウニがこんもりと乗っている寿司よりは、下の画像のようなカラフルな寿司が売れるとわかれば、日本人としては「こんなの違う!」と思っても、それを作って売りますよね。お店の名前だって、趣のある名前じゃなくてSushi Tokyoとかそういうベタな名前をつけるでしょう。
この手の寿司を売る日本人達が自分達の売り物を食べるのは、試食の時が最初で最後でしょうね(笑)。自分達が是非食べて欲しいと思うものが売れないって残念だけど、売れない物を作ってもしようがありませんからね。
ちなみにこの寿司の画像は、flickrでdisgusting(=気持ち悪い)というキーワードのイメージ画像を探していた時に発見しました(爆)。ウィーンにあるお店で出されているおすしだそうです。
撮影されたChristine and David Schmittさんの感想 "Interesting but totally disgusting"
I just had to try this at the actually really good running sushi bar we were today. I shouldn't have, though. The green staff on the outside and surrounding the avocado was creamy, "floury" and FISHY! Together with strawberry and cream it made a rather disgusting combination. So trying something new is not always a good idea.
シャリを包んでいるアボカドは、クリーミーで粉っぽくて魚臭い。そしてその上に乗せられた苺とクリーム。
オーストリアで寿司っていうとこんなものなのでしょうか?sushiは日本の外ではこんな風にとんでもないものになって一人歩きしてしまっているのですが、それはそれで面白そうですね。「世界中の変な寿司を食べるツアー」があったら正露丸を持参して参加してみたいです。