Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

シリアっていったいどうなっているの


現在フェイスブックでHumans of New YorkがRefugee storiesと称し、シリア難民のインタビューを連載しています。といってももう確か今週末で終わっちゃうんですけどね。その連載を読んでいて「?」と思うことがいくつかあったので、それについて書きたいと思います。

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なぜ警察に暴行されなくてはいけなったのか、なぜISISは普通に仕事をしているシリア人まで殺してしまうんだろう、など・・・悪いことをしているわけではないのになんで殺されなくちゃいけないのか

上の画像の男性は、父親が警察によってひどい暴行を受けてしまいました。その結果、手術費用として、この男性は自分が亡命するために貯めてきたお金を使ってしまったそうです。ところがその後、姉妹からもっと悪い知らせが届きました。
それは自分達の兄(弟)が油田で仕事中にISISに殺害され、ISISが兄(弟)のIDカードから住所を調べだし、そこに首を送ってきたそうです。それを開けてしまった妹さんは、それ以来口がきけなくなってしまったそうです。首と一緒に入れられていたメッセージは「クルド人はイスラム教徒ではない」でした。ISISにとってのイスラム教ってなんなんですかね。

 

沈むとわかっていても、ボートに乗るしかない

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一日15時間、トルコで働いて貯めたお金を密入国業者に払ったのは上の画像の女性と彼女のご主人。ブローカーが難民のうち152人をボートに乗せたそうですが、そのボートを見た時、多くの人がやめておこうと思ったそうです。だけどボートに乗らなかったとしても返金はしないといわれて乗りました。
そりゃそうですよね。有り金をはたいてしまったわけですから、その場に残っても生きていけない。だったら乗るしかない。どっちにしても死ぬんでしょ?ということですから。そしてその結果・・・英語の原文を呼んでみてください。こちらから読めます。

なんでアサド大統領は同じ国にいながら、あんなにぱりっと糊のきいたシャツを着ていられるんだろう

アルジャジーラ・イングリッシュが発信するアサド大統領のニュースの画像を見ていていつも思うのですが、こうやってどんどんシリアの人が死んでいく中で、なぜ同じ国にいるアサド大統領は無事でいられるのでしょうか。
ISISにしてみたら、罪のない人達を殺し続ける勢いでそのまま大統領までやってしまうことなんて朝飯前のような気もしますが(そもそもそれが目的じゃないんですか?)、やはりそこらへんは何か協定があるのか、とか利権が絡んでいるのか、と不思議に思うわけです。

というわけで今日の記事は「?」のまま終わらせていただきます。

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