地頭キレキレ、日本語がぺらぺらのフィリピン人男性の同僚ですら「漢字の壁は高いよ・・・」と言っていたくらいですから、やはり母国語がアルファベットやアラビア文字、ヘブライ文字などの国からやってきた人々にとっては、習得するのが難しいのが漢字。
「絵」として覚えていると思っていたけど、そうじゃない人もいるんですね。
「文字としてではなく、絵で覚える」のが米軍関係者にとっては一般的だと思っていたけれど、そうとは限らない
先日ベースのスタバでコーヒーを飲んでいたら、隣のテーブルにアメリカ人の青年が座り、ちょっとしたことがきっかけで雑談をすることになりました。すると彼は来日してまだまもないけれど、平仮名・片仮名に加えて漢字の勉強も既に始めているとの事でした。
横須賀基地で働くアメリカ人の話を聞いていると、横須賀という漢字は皆さんこう覚えているそうです。これはもう有名ですよね。
a skinny man standing next to a fat man, watching tv while supper is cooking on the stove
「痩せている男が太っている男の隣に立ち、夕食をコンロの上で作っている間にテレビを見ている」
日本人としては「どこをどう見たらそうなるんだ?」とつっこみたくなりますが、皆さん横須賀という漢字はそう教わるそうです。だけどスタバで隣になった青年は、すぐに「しっくりこないな・・・」と思ったんですって。
絵で考えるよりも、「同じ漢字を使った他の単語を、いくつか同時に覚える方が自分には向いている」と思ったそうです。
「例えば『横』という文字はね、えっと・・・あった、これ。横川。なんと読みますか?ヨコカワ・・・ヨコカワですか。ああ、川、知っています!」
こんな風に、どんな漢字と一緒に使われるんだろうということを覚えたいのだそうです。ちなみに上の画像は、レシートの裏側に二人で漢字を書いてああでもないこうでもないと言って話していた時のもの。横須賀という文字は私が書いて、森と川は青年が書きました。森は惜しい!!だけどイメージ的にはよく理解しているんだなぁと思いました。
Essential Kanji: 2,000 Basic Japanese Characters Systematically Arranged For Learning And Reference