日本語でもスラングはたくさんあって、そのうちの多くがもう半年後には古臭くなって使われなくなります。だって2017年7月現在「ガチで?」とか使っている人いませんよね?英語にもそのような賞味期限が非常に短いスラングがあります。
例えば・・・
1.I can't with you😂.
"I can't with you" = Commonly used after someone says something off the wall.
— Ghetto Translations (@UrbanEngIish) 2012年10月28日
たいていこの泣き笑いしている絵文字とともに使われるのがI can't with you.です。相手がとんでもないことを言った場合などに使われます。私はcan'tの後に省略されている動詞についていつも考えるのですが、省略されているのはevenじゃないかなぁ。
2. Should of +動詞の過去分詞形
should haveの代わりに使われています。確かに同じように聴こえますからね。これは文法的には変だけどスラングならOKということですが、これをスラングとして使っても平気なのはせいぜい大学生くらいまでで、それ以上になっても使っている人を見るとあまり教養がなさそうな人ばかりです。
3.lit
coolと同じような意味合いで使われます。should ofと同様に、これを使っている人にあまり賢そうな人は見かけられません。
4.その他 文法的にはおかしくても、会話として成り立つ
以下、FBでネイティブスピーカー達にシェアされていた引用文です。
Never regret being loyal cause, when shit get real they gone wish you was around.
- 三単現のsがない
- are gonnaが発音が似ているというだけでgone (過去分詞形)の一語になってしまっている
- 主語がyouなのにbe動詞がwereじゃない。
もうめちゃくちゃですが、プライベートでの口語としてはOK。特に二番目と三番目はよく耳にします。"You is ok, but I'm not."「君は(そういうことをしても)いいことになっているけど、僕は駄目なんだ」など。黒人によって使われることが多いです。
もしも私がこういう話し方をしたら、あえて文法的に崩れた話し方をしているのではなく「本当に文法をわかっていないんだろうな」と思われておしまいです。
5.ネイティブスピーカーでも時々間違える単語やイディオム
1. おばあちゃん
(誤)grammy
(正)granny
雰囲気を「ふいんき」と発音する日本人がいるのと似たようなものでしょうか。grammyは正式な単語としては辞書に登録されていませんが、間違えたまま使う人が増えたせいか口語では問題ないようです。
2.「これからは」「当面は」
from now on と for now onが使い分けられないネイティブスピーカーが結構いる。
「今後はずっと~」はfrom now on。
「当面は」=様子見するような、暫定的な内容が後に続く場合はfor now on。
これがごっちゃになっているネイティブスピーカーに遭遇したことは結構ありますよ。
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