久しぶりに伊勢佐木町まで行ってきました。関内~伊勢佐木町は私のヒーリングスポットです。相性がいい。時々吸い寄せられるようにのこのこ出て行ってしまいます。
おじさん人口が多い!イセザキモール
白塗りxフリルのついたドレスを着た老娼婦・メリーさんがふらついていた頃の時代の面影が残っているようです(私はメリーさんがいた頃のモールの様子を知るわけではありませんけどね・・・)。
どんどん開発が進んで新しくなっていくだけではなく、新しさと古さがちゃんと共存しているエリアだから好きなのです。できたらもうこれ以上「新」は取り入れずにこのままの伊勢佐木町であってほしいです。
通行人におけるおじさんの比率が高い理由は、横浜にお住まいの方ならご存知ですよね・・・。日ノ出町ー伊勢佐木町ー曙町は風俗店が多いからです。だからこのモールが通り道になっちゃってるんじゃないかな。
だけどそれが伊勢佐木町に必要な古さを維持してくれている、重要な要素なのではないでしょうか。お金をかけても守れないもの、時代の流れとともに変わってゆくものは当然あるけれど、風俗店の多いエリアをうろつくおじさんが醸し出すものは、いつの時代も変わりませんから。
ここで食事をしました バラッカ
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イセザキモールの中の小さなお店で、私達が入店した17時ちょっとすぎくらいはがらがらだったのに、18時を過ぎたらあっという間にお店が埋まってしまいました。早めに入ってよかったぁ~。
幅が狭くて奥行のある作りの店内には、長めのカウンターと、テーブル席がわずか(テーブル席は数が思い出せません)。おすすめはタコのジェノベーゼ!!
二人でブランデー一杯ずつとパスタx2、前菜x1で5500円くらいでした。
ここで飲みました メリサ ケバブ&バー
これもイセザキモールの中。ここ、ターキッシュバーなんだけど、どぶ板のhookah bars(フーカバー=水タバコが楽しめるバー)と全然雰囲気が違うの。いかに自分がどぶ板に毒されているのかがよくわかりました(汗)。
どぶ板のhookah barsには、あれらにはあれらの良さがあるんですよ。お洒落である必要はない。どぶ板が洗練されたら駄目なのです。
だけどこの写真を撮影した20分後くらいに、中年の日本人男性の団体が入ってきて、雰囲気はめちゃくちゃになりました。
男性店員が流ちょうな日本語で「お兄さん達、これから変なところに行くんでしょう!」と盛り上げていました。やはりイセザキモールといえば話はそっちに流れていきますよね・・・。
横浜のもう一つの顔 みなとみらい
これはみなとみらい。伊勢佐木町~関内~みなとみらいという風に歩いていくと、徒歩圏内でこれだけ横浜は違う顔を見せるものなのか、といまだに楽しめます。
みなとみらいの夜景は綺麗だけど、やはりこのエリアはデートスポットとして過大評価されていると思います。私も夫も年寄りなので、古い横濱の方が好きです。
ここと伊勢佐木町や関内を比べると、後者の古い良さみたいなものがよくわかりますので、お散歩してみてね。
ホテルを拠点にすると、新しい横浜と古い横浜(横濱と書いた方がしっくりくる)を散策してみるのはいかがでしょうか。
みなとみらいでおすすめのホテル
観光地として演出された「新の横浜」の真っただ中にあります。コスモワールドの大観覧車が部屋から見えて、ジェットコースターの乗客の歓声・悲鳴も聞こえます。
このホテルをおすすめするのは、新しい横浜のど真ん中にあるにも関わらず、雰囲気が落ち着いているところ。でも今はどうでしょう・・・もしも中国人観光客がこのホテルまで押し寄せていたら・・・・ああああぁぁ・・・・。
濱のメリーさん
このブログの読者ならご存じの方も多いはず。
【ドキュメンタリーです】
ここまで老いても白塗りの厚塗りでラブリーな装いの娼婦、メリーさん。
自分が愛したアメリカ人将校がいつ帰ってきても、一番きれいな自分を見せたいから、あるいは将校が自分を見つけやすいように、なのか忘れてしまいましたが、とにかくこのメイクとファッションには理由があるのです(見つけたとしたら将校は逃げるだろうな・・・)。
メリーさんがちょこんと座っているのを見た女子高校生が「うわっ、置物?!」というようなことを言って始まるこのドキュメンタリー。メリーさんはぱっと見そのくらい奇怪です。
そんなメリーさんがうろうろしていたイセザキモール。客の中には「メリーさんが使った食器は嫌」という人もいたそうです。
「おうちがほしい・・・」がメリーさんの願いでした。その願いはかなったのか?それとものたれ死んでしまったのか?
イセザキモールや山下公園にも近い、関内周辺でおすすめのホテル
客室の大きな窓から眺める横浜港の朝焼けは絶景です。
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