アメリカのレストランでチップの記入欄に"LOL"「(笑)」と書いた失礼なお客の話がフェイスブックでシェアされていました。テーブルを担当したウェイトスタッフが憤慨してシェアしたのだと思います。
Last night, I was stunned by this receipt that was left for me by a party of eight people. I would have preferred a "$0"...
Posted by Jessica Corinne on Tuesday, August 18, 2015
だけどわざわざLOLなどと書く必要もありません。サービスに不満があるのであればチップを残さなければいいだけですし、レシートに書き残すのもねちねちしているなぁと思いました。
ただこんなことをされたウェイトスタッフの気持ちもわかるのですが、ウェイトスタッフはチップを受け取る立場ですから、矢面に立つ立場でもあるのです。お客からの不満を受け止めることも仕事の一部ですよね。
「いただいたチップはお受け取りできません」
私はベースでホステスの仕事をしていた時に「よろしく頼んだよ」と言ってかなりの額のチップを渡されたことがありますが、キッチンのちょっとしたトラブルでそのお客様にご迷惑がかかってしまいました。
パーティーの後キッチンのスタッフに代わって謝罪し「いただいたチップはお受け取りできません」とお返ししました。
"Here's your tip back. I don't think I should accept this."
お客様から返ってきたひとことは"Please keep it. Your hard work deserves it."でした・・・。
Here's your tip back. はこの映画で聞いたフレーズをそのまま使用しました。
ある高級ホテルでの1シーン。
マシュー・クレイガン(ティモシー・ハットンが演じています。as*holeぶりが最高!)が女性従業員・ガンターにチップを渡し、ジョージア・バード(クイーン・ラティファが演じています)の部屋に入って彼女が何者なのかを調べて自分に知らせるように、と言ってチップを渡します。
ジョージアによい印象を持っていなかったガンターはその頼みを聞き入れて、ジョージアの不在中に部屋に入って荷物を調べました。そして彼女が何者なのか、そしてなぜそのホテルにいるのかを知りショックを受け、ジョージアに同情します。
結局クレイガンには「調べた結果(財界の大物などではなく)至って普通の人。ただし彼女は聖人、素晴らしい人です。一つだけいえることはあなたの会社の社員であるということ。これ以上何も言うことはありません。チップはお返しします」と言ってチップを返すのです。
へえ、こういう風に言うんだぁなんて思いながら見ていたシーンで使われた英語が、数年後に役に立つとは思ってもいませんでした。
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