日本語しか話さない日本人の友人と話していると、こんな場面に遭遇します。
1.彼、彼女という代名詞を使うと話がこんがらがる
仲間内ではものすごい面食いとして知られている男がいるんだけど、彼の母親を偶然見かけたら「こんなきれいな顔を毎日見て育ったら、そりゃ面食いにもなるよな」っていう美人だった。若い頃なんて恐ろしいほど美しかったことだろう。
— アベマリア (@m_insidethegate) 2017年12月9日
このツイートの彼はHeです。だから彼=He=面食いで知られている仲間 なんですね。だけど日本語しか話さない人と話していると「え?マリアさんの旦那さんのお母さんが美人ってこと?」って言われる。彼=ボーイフレンド、夫になっちゃう。
だからこういう誤解を避けるために、例えば発音を彼じゃなくて彼氏⤴、彼女なら彼女⤴」にすることもできるわけだけど、そういう日本語が苦手なんです。昭和生まれですから・・・。
【追記】代名詞のことで反応があったので、以下にフォルダから見つけ出したスクリーンショットを貼ります。安藤美姫さんに関するウェブニュースについたコメントか何かだったと思いますが、いつかこのバイリンガルあるあるで書こうと思って保存していたのを忘れていました。
この「彼」なんですけど、多分ミキティーはHeという意味で使っていますよね。私はそう思いましたが、チャリキチさんにしてみれば彼=ボーイフレンドと受け止めたのかなと思いました。っていうか彼って言っただけでここまで言われなくちゃいけないと思うと、有名人って大変なのね。
英語のオリジナルの発音に限りなく忠実なカタカナ表記になぜかイラっとくる
日本人相手でも、ついその単語本来のストレス(強く発音する部分)を置く場所を忠実に守ってしまい、その結果訂正あるいはバカにされてイラッとくる
多くの英単語が日本ではおかしな読み方で広まります。ストレスを置く場所が変えられちゃうんですよ。例えばsexless(セックスレス)。日本人ってセックスレスっていうじゃないですか。なぜそこにストレスを置くのかなと不思議になるのですが、まあメジャーなTV局のアナウンサーがそう発音しているのだから、単語が日本に入ってきた時点で日本人の耳になじみやすい発音に変えられてしまうのでしょう。
次のケースはマーク・ジェイコブス。
もうオチはわかったでしょう。デザインした商品だけでなく本人の美形っぷりも有名な彼ですが、彼の名前=ブランド名も日本では珍妙な読み方で広まりました。
彼の名前の正しい発音どおりにマーク・ジェイコブスと発音すると、日本語しか話さない人には「マリアさん、なまってる(笑)」と言われ、マーク・ジェイコブスと訂正されます。
念のために言っておきますが、私はかぶれているわけではないため、日本語しか話さない人相手には普通に日本語風に英語を読みますよ。でも日本国内で通用する・広まっている読み方がわからない単語が結構あるのです。あまりTVを見ないので、そこらへんのアップデートが追い付いていないんですね。
ですからおどおどしながら英語のオリジナルに近い形で発音すると「なまってる」と突っ込まれるのですが、もういちいち説明する気にもなりません。
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