日常的に英語に触れる生活をしていると、自分の英語力のなさ(特に語彙の貧しさ)を痛感することの繰り返しで、心が折れることもあります。ネイティブスピーカーの子供達と英語を話していると特にそう感じる理由は、大人と違い彼らは話し方といい話すスピードといい手加減するということを知らないからです。
子供にはブレーキが装備されていない
大人だとノンネイティブスピーカーを相手に話す時、私達にもわかりやすい平易な言い方や、あるいは英語としては不自然な言い方だとわかっていても伝わる言い方をしてしまいます。私も日本語のノンネイティブスピーカー(主にフィリピン人)と話す機会が多いため、おかしな日本語を話すことはしょっちゅうあります。だけど子供にはこのようなブレーキがないため、口をついて出てくる言葉はすべてとても自然なものです。
日本在住の大人のネイティブスピーカーは日本人にもわかりやすい話し方をしてくれる人が多いけど、そうやってもらっているうちは上達しない。だからこそ「もっと子供達と話そう!」と思う気持ちが沸いてきます。子供は大人に比べてまだ滑舌があまり良くないため、大人の話す英語に比べて聞き取りにくいことも多いので、ちょっと疲れますが・・・・。
キュートだなぁと思った話し方
つい最近ですが、レストランで食事をしていたら通路を挟んで向こう側のテーブルに3歳くらいの男の子がご両親と座っていました。そして食事が運ばれてくると食前のお祈りを捧げるために、男の子が動画を見るために使っていたタブレットをお母様がテーブルに伏せました。
そしてお父様が祈り始めると、動画の続きが気になって仕方がないその男の子はもう我慢できなくなり、
"Daddy, say Amen!!! Say Amen!!!!!!"
(「パパ、アーメンって言って!!!もうアーメンって言って!!!!!」=動画が見たいからさっさとお祈りを終わらせて!!)
と急かし始めるのです。祈りの言葉を話しているお父様は笑いをこらえながらかろうじて祈りを捧げ続け、お母様はぷるぷる震えていました。男の子は我慢も限界といったところでしょう。あれは本当に可愛かった。
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