フェイスブックで「いいね!」しているHumans of New Yorkが、舞台をニューヨークからなんとパキスタンに変えました。
多分運営者の方がパキスタンを旅されているのか、あるいは赴任でもされたのだと思いますが、ニューヨーク時代と同じように、そこらへんにいる一般人にインタビューをして、その人達の生活や人生というストーリーをシェアしています。
“He’s a very respectful husband. He’s different from a lot of the men in this region. He never stops me from voicing...
Posted by Humans of New York on 2015年8月2日
ニューヨークを舞台にしていた時との共通点は、ストーリーを紹介する人(運営者)の視点の温かさ。異なる点は・・・やはりパキスタンという国で生きていくことの厳しさ。NYに暮らす人達のストーリーも、かなり波乱万丈なものが多かったけれど、パキスタンの人々のストーリーとは質が違います。
日本にいるパキスタン人こそが、典型的なパキスタン人なんだろうなと思っていた
きっとパキスタン人は、目つきが鋭くて、腋臭とスパイスを混ぜたような匂いのする人が多いんだろうなと思っていました。だけど都内で見かけるラテン系のふりをしたパキスタン人とか、メディアが取り上げる武装勢力ばかりがパキスタン人ではないのです。
女性が家畜以下の扱いを受ける文化が今でも根強く生き残るパキスタンで、上のストーリーのご夫婦のように、奥さんが意見することを制止したりせず、また奥さんが帰ってくるのが見えると、ご主人が温かいお茶とアプリコットケーキを用意して待ってくれている、なんていうご家庭もある。
旅をして、自分の目で見たことこそが真実なのだ、と思いました。
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