Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

横須賀基地の新規感染者の内訳を見ていて感じたこと

横須賀基地の司令部の公式Facebookでこのように毎週発表される感染者数とその内訳。この記事を執筆している2021年1月5日現在、78人と発表されています。もうすぐ更新されるでしょう。

 

新規感染者内訳=海外からの到着組>>地元で感染した人  の比率が逆転した

12月30日に更新された横須賀基地の感染者数は合計で78名、そのうち新規感染者は43名。新規の内訳を見てみると:

  • コロナウイルスの症状が出たため検査をしたところ陽性 9名
  • 既に陽性と判定された人物の接触者調査で発見 27名
  • 日本政府雇用の従業員 3名
  • 海外から到着した者 3名
  • (おそらく検温等の)メディカルスクリーニングによって発見 1名

 

となっております。海外から到着した人の比率はたったの6%ですが、実はこれが数か月前まではまったく逆でした。99%が海外から移動してきた人達だったのです。

レストランへのアクセスを禁止するだけでは意味がないということが証明されたケース

以下は最新の更新から2週間くらい遡った発表ですが、ちょっと見てください。

「(今回)地元で感染した人達のほとんどが、オンベースのある住宅で行われたディナーパーティーに参加していたことがわかる」

オフベースのレストランで密を避けるために、気心の知れた仲間で誰かの家に集まって、おそらく換気にもちゃんと気を配っていたのでしょう。その結果がこれです。
「やっぱり皆で集まって飲んだり食べたり談笑するのは楽しいね」というのは当たり前です。特に現在のような状況では。だけど盛り上がってしまえば当然飛沫は増えます。飲食しているのですから、マスクははずしているわけですし・・・

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こんな張り紙を見かけました。飲食店がこのようにどんなに気を付けても、開放されて換気がなされた店内とはいえ、マスクを外して大きな声で話し続けたら、お店の努力は台無しです。

ベースの外で飲みたい若者達が向かった場所

若い米兵達は、オンベースにある自分達の狭い部屋で飲むこともできます。それがオプションの一つでしかなかった頃は、それでも楽しく酔えたことでしょう。だけどオフベースのバーが立ち入り禁止となっている現在は、飲みたかったら自分の部屋くらいしかないわけです。そう思うと息が詰まります。監獄にいるのとまるで同じでしょう。ベースの外で飲みたい!そうやって屋外で飲んでいる若者を発見しました。
寒空の下、なんと横須賀市役所前公園のベンチで飲んでいました。

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 左端の方に小さく映っているのが米兵達。実はこの公園、コロナ禍以前から飲んでいる人は結構います。>>思ったよりも居心地がよい市役所前公園 - Inside the gate

友人との間のソーシャルディスタンスはとれていないようですが、兵舎の自室に集まって飲むよりはよいのではないでしょうか。限られた選択肢の中で、うまくガス抜きしながら、互いを感染から守りつつ静かに談笑し、ともに乗り越えていく術を見つけていきましょう。ただ、風邪やインフルエンザに注意!医療現場は私達が思う以上に逼迫しているはずです。


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