【英語】コーヒー2杯の値段で受けられる最高のプライベートレッスン - Inside the gateという記事に登場したアメリカ人の友人(ニコールさんとしよう)と再びお気に入りの喫茶店・茶豆湯に行ってきました。
(アイリッシュコーヒーと自家製プリン。プリンを囲っているコーヒーゼリーの固さがいかにも自家製でいい・・・)
この日の茶豆湯は「米軍に占領されたのか?」と思うほどアメリカ人ばかりでした(私信:Lennyさん、というわけで次回はDi PUNTOではなく茶豆湯に行ってみてください)。日本人のサラリーマン達もちらほらいて、人種の坩堝とまでは行きませんが、どこの国の人がいてもおかしくない、浮かない、不思議な雰囲気でした。こういうのいいですね。
本題に入りますと、ニコールさんと今度二人で旅行をしようということになり、金沢はどう?という話になりました。金沢と言い出したのは私。
そしてニコールさんが「金沢はどこらへんにあるの?」と聞いてきたのですが、横須賀から見てどこらへん、ということは簡単に説明できました。地理的な説明でしかありませんからね。ところが金沢の魅力を伝えようということになった時に自分の口から出た言葉に、自分自身で失望してしまいました。
"It's like Little Kyoto."
「小京都」を直訳しただけ(苦笑)。それでいいのかおい!!!!
では私の説明には何が足りなかったのでしょうか?ずばりそれは北陸の二文字に込められた様々な魅力・・・・。
北陸の小京都・金沢
日本海側の雪国出身として、北陸地方のあのなんともいえない陰鬱な雰囲気は親しみを感じる一方、「あの暗い空の下で生涯ずっと生きていく自信はないな」とも思います。あの空の色はね、気分、あるいは人格にまで影響を及ぼしますよ。
だからこそ今こうして太平洋側の横須賀で、「真冬なのにほぼ毎日見上げれば青空」という幸せを噛み締めているわけです。旦那さんの転勤で私の出身地にやってきたものの、秋と冬の空の暗さに耐えられずお子さん達を連れて実家に帰り、旦那さんを単身赴任させている女性達を責める気にはなれません。
金沢の魅力は、日本海側のそういうちょっとメランコリックな部分も含めたものなのです。そのむかし、都のあった京都の華やかさとは違う何かがある。私はそれをうまく説明できずにいらいらしていのに、ニコールさんにはちゃんと伝わったようで、金沢を旅する時は、日本海側の他の街も旅してみたいといってくれました。そして候補に挙がったのがこれ。
「山陰本線完全制覇の旅 【1】 小倉~幡生 〔福岡県~山口県〕 | デンシャと、京都と」
大好きなブログ「デンシャと、京都と」の記事を読んでいて「私もこれをやってみたい!」と思い続けています。小倉から西の都、京都を目指す!そして暗い日本海側の、歴史と風情のある街を散策するというものです。
"Every place has its own little charm."
「どんな場所にも、その場所にしかないちょっとした魅力がある」
「横須賀はつまらない。遊ぶなら東京や横浜」とアメリカ人達が話すのを聞くたびに、ニコールさんはこう思うそうです。彼女は薄暗い日本海側の街にどんな魅力を見出すか楽しみです。
◆Kanazawa Guidebook: Hidden Treasure of Japan (English Edition)
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