中東の中でもアメリカと友好的な関係を保つバーレーンに駐屯していた兵士からこんな話を聞きました。
「バーレーンでは素晴らしいハウジングを与えられ、諸手当もよかった。基地の外に出歩いても大丈夫だったけど、特定の地域には近づかないようにと指導されていた。その地域ではシーア派とスンニ派による闘争が行われているため、闘争に巻き込まれる危険性があるからだよ。
だけどある晩タクシーに乗ったら、運転手がその地域の中に入って行ってしまったんだ。そこで危険を察知した運転手が、来た道をバックで戻ろうとしたら、どちらの宗派の人間かわからないけど僕らの乗ったタクシーに銃を向けたんだ。
ああ、僕の人生はここで終わるんだと思った瞬間、その銃を向けた男が僕を見るなり銃をおろして「バ~イ♪」と言いながら手を振ってタクシーをそのまま進ませてくれたんだ。要するに僕みたいな白人は、彼らの闘争には明らかに無関係な人間だとわかった瞬間にどうでもよくなったってこと」
今では外国人を狙って襲撃する集団もたくさんあるというのに、親米国バーレーンではそのようなテロリスト達がいないということです。やはりバーレーンやクウェート、そしてアメリカと長年に渡ってずぶずぶの関係であるサウジアラビアは、テロリストに攻撃されないんだなぁと思いました。お小遣いとか与えてるのかね。
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