国際離婚に踏み切れない夫婦達 - Inside the gateという記事にレイチェル様という方から「このブログは私のバイブルです!」というコメントをいただきました。恐縮です。
アンチもかなりいるこのブログですが、誰かのお役に立てていると思うとやっぱり嬉しい。 ウェブ上で文章を書く以上、嫌われてもいいから「面白かった!」と言ってくれる読者がいるのは嬉しいです。そういう人が1,2人くらいしかいなくても、私はずっと文章を書き続けるでしょう。
Cosmopolitanを恋愛のバイブルだと思っていた若い頃
ところで私がレイチェル様くらい若い頃、バイブルだと思って毎月読んでいた雑誌"Cosmopolitan"が、実は「ものすごく薄っぺらい雑誌なんじゃないか・・・」(書籍の物理的な薄さではなく、内容の薄さ)と、ある日急に感じてしまいました。映画「キューティー・ブロンド」でも、ほんの一瞬ですがバイブルとして登場しましたね。
どのくらい薄っぺらいかというとこんな感じ。以下うろ覚えです。
特集:彼の心を掴んで離さない方法
「男性はguy's girlが好き。だからスポーツ観戦を積極的に楽しみましょう。例えばNBAを観戦しながらこんなことを言ってみると、スポーツに詳しいことをアピールできていいですよ。
『ああっ!またリバウンドをとられちゃったじゃない。XXXXXX(選手の名前)ったら何やってんの?!』」
◆Urban Dictionary: guy's girl
これ、実際にやってみた馬鹿なアメリカンガールがいるのか・・・??
一回そう思ったら、もう二度と読まなくなりました。一気につまらなくなったのです。だけどその後道標となる一冊に出会います。
バイブルとの出会い
バイブルは、大富豪ロスチャイルド家に嫁いだフランス人B級女優ナディーヌ・ド・ロスチャイルドさんのシンデレラストーリー「男爵夫人は朝五時にご帰館」。
30年以上前に出版された古い書籍ですが、今でも時々読み返します。
これは若い女性達に是非読んでほしい一冊ですが、既婚女性が読んでもためになることが多いです。
バイブルと呼ぶほど素晴らしい理由は、現実的であるということ。
著者は「男心を掴んで離さない方法」については触れていません。
「夫は浮気しないわ。出会った頃のときめきだって失われていないし、今でも恋人気分よ♪」
などと言わないのです。夫人は男性の本能を受け入れたうえで、「長所も短所も桁外れに大きい」夫のエドモン・ド・ロスチャイルド氏をうまく操縦していました。手綱の握り具合がちょうどよいのです。
もしロスチャイルド夫妻が若かった頃にFaceTimeなどのツールがあったとしても、きっと夫人はそのツールを使って浮気を防ごう、夫をコントロールしようとは思わなかったでしょう。
詳しいレビューはサブブログで書いていますので、お時間のある時にお読みください。
ロスチャイルド夫人に学ぶ (1)お金がないことを言い訳にしない、自立した少女時代 - マリア様はお見通し
他にもおすすめの書籍
ロスチャイルド家の上流恋愛作法―愛される女性たちの秘密 | ナディーヌ ロスチャイルド, Nadine De Rothschild, 鳥取 絹子 |本 | 通販 | Amazon
「男爵夫人は朝五時にご帰館」がロスチャイルド夫人の生い立ちから女優時代のことまですべて書かれているのに対し、この書籍はロスチャイルド夫人の恋愛観だけを凝縮した一冊です。だからささっと夫人の恋愛論だけかじりたい人にはおすすめです。
登場人物が欧米のセレブリティばかりなので、自分にはまったく関係ない、役に立たないアドバイスのようにも感じられるかもしれません。だけど社会階級や時代が変わっても、男と女って基本的な部分は変わらないところがあります。
そういうベーシックなことを、まるでゴシップ誌でも読む感じでさらっと学べる一冊です。薄いからあっという間に読めますよ。