Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

韓国人女性が目指すのはこの国の美女?

 

国内外で活躍するフォトグラファー、下村一喜氏の著書「美女の正体」にこんな一節があります。

以前、ミス・コリアの選考会に出場する女性達30人ほどの顔写真が、ずらーっと並んでいるのを見たことがあります。
壮観でした。きれいなんです、ひとりひとりは。
だけどみんな、同じ顔をしている。
たぶん、かの国できれいとされる美女の顔めがけて、全員が努力したのでしょう。美しいとされるパーツを分けて顔面に全部乗っける。美女の福笑い、またはピザのトッピング全部のせ、みたいな。


30人とまではいきませんが、一部のコンテスタントの画像はこちらで見れます。本当に壮観です。ここまで行くとみていて気持ちがいいです。>>Plastic Surgery Blamed for Making All Miss Korea Contestants Look Alike 

美女のテンプレが数種類あって、それにあてはまらないと美女ではないからあてはめました風の顔の数々。彼女達がめがけているかの国の美女の顔とありますが、かの国ってどこ?と思いませんか?私は北朝鮮しか思いつきませんでした。

例えば「生きるための選択 ―少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った」の著者パク・ヨンミさんを見てみましょう。

(写真右がヨンミさん)

f:id:usmilitarybase:20170430223044j:plain

下村氏のいう「かの国」という部分を読んだ時にまず思いついたのがこの顔だったわけです。小さな卵型の顔に二重のぱっちりとした、かといってぎょろっとしているわけではない、大きすぎない目。鼻筋はすっと通っています。この鼻を見た後にミス・コリアのコンテスタントの鼻を見ると、異物入ってそうだな・・・と思ってしまいます。
この画像はおそらくすっぴんの状態で撮影されたものと思われますが、フルメイクが施されている著書のカバー写真よりも綺麗。
著書に幼い頃の写真も何枚か載っていますが、ご両親のよいところだけ受け継いだようなこの顔は、小さい頃から変わっていないので「いじったんだろ」とケチをつけたい人にその余地を与えません。
となるとやはり南男北女は本当なの?と思い、調べてみました。

blog.livedoor.jp

そういうオチか・・・。


◆本記事で紹介した本:美女の正体

最後まで読んでも美女の正体はわかりませんでしたが、「美女のグラデーション」というカテゴライズのしかたはすごくわかりやすかったです。同じようなことが他の美女論

でも語られてきたためそれらと被る部分も多いけど、本書はわかりやすかった。
例えば「中の上」にカテゴライズされる女性の特徴の一つとして、自分を決して中の下だとは思わないというのがあって、ふきだしました。詳しいレビューは後日サブブログに書きます。

関連記事:中朝国境に惹かれる理由 - Inside the gate