有名ブロガー(プロブロガーとはもう呼ばないことにしました)はあちゅうの有料noteを買ってみました。欲求不満を解消するためです。
- 読みたいブログがあまりない
- 更新を楽しみにしているブログに限って更新頻度が少ない
「面白いものをただ(=ブログ)で読もうと思う私が図々しいのかなぁと思い、面白い文章を求めてはあちゅうの有料noteを購入したわけです。これらの欲求が満たされたのは、有料月刊マガジンを2,3本読んだあたりです。noteというものが新鮮だったからね。それ以降はもう冷めてしまいました。
有名ブロガーの有料noteはファンクラブ通信だと思った方がいい
作家を名乗るのであれば、文章に対するこだわりと誇りがあるのだろうと思っていましたが、内容ははっきりいって日記レベルでした。キレのある面白いショートエッセイを期待していた私はすぐに購読の自動継続を停止しましたが、別に面白い文章は求めておらず「はあちゅうが書く文章ならどんな文章でも読みたい!」というくらい熱烈なファンにしてみればお金を出して読む価値はあります。ファンクラブ通信みたいなものですね。
好きな有名人のプライベートの一コマならたとえ「今新宿でコーヒー飲んでます」みたいなくだらないことでもきらきらして見える・・・そういうものです。プライベートをお金に換えられる。
だけど私がはあちゅうさんの有料noteを読んで不思議に思ったことは、この人はプライベートを売れるほどすごい人なんだっけ?ということです。ブログで有名になった後は炎上商法で生き残っている人という印象しかありません。
有名ブロガーという職業は、文章を書いてお金をもらう仕事ではない
#有料note を読んでいて感じたのは、その人の文章を読むために既にお金を払っているのに、その文章にすらアフィリエイトリンクが貼ってあるのはどうなの?ってこと。文章=商品ではなく、搾取する手段でしかないってことだよね。もう今月で購読停止決定。
— アベマリア (@m_insidethegate) 2017年6月24日
読者はnoteを読むために既にお金を払っているのに、そのnote内にすらアフィリエイトリンクが貼ってあることに失望しました。
お金を払って文章を読んでくれている人を使ってさらに小銭を稼ごうという姿を見て、著者にとってのnoteは、珠玉の言葉を紡いで購読料の対価にふさわしい文章を提供するスペースではなく、アフィリエイト収入を分散させるためのツールの一つでしかないのだなと思いました。文章を書くプロというよりは、ある程度有名だからその名前が持つ影響力をうまく分散して使って稼ぐ人と言った方がいいです。
だからプロブロガーというよりは有名ブロガーと呼んだ方がいいと思いました。プロブロガーならもっと文章にこだわるはずだから。それに対し有名ブロガーが有料noteで書く内容は行単価に換算したらジンバブエドル表記にしたくなります。
はあちゅうさんやイケダハヤトさんは、ブログを書くことが職業というよりは、もうその人の名前そのものが職業なのだろうと思いました。「はあちゅう」という職業なのです。ウェブ芸人っていうの?一挙手一投足が注目されることにより広告収入を得るタイプ。昔は視点が面白いなぁと思っていたイケハヤさんですが、今はもう文章を書いてお金を稼ぐというよりは、すっかり仮想通貨に依存していらっしゃるようで、「ブログを書いて稼ぐ」ことは可能でも「稼ぎ続ける」ことがいかに難しいか皮肉にも証明してしまいました。
はあちゅうの有料noteを読んで学んだこと
一つ目は、フリーになるということは、相当の覚悟がないとできないということ。
営業も宣伝も自分でやらなくちゃいけない。どこにも属していないということは、会社からお給料が出るわけじゃないから自分からがつがつ稼がなくてはならないのです。だから内容の薄い有料noteにまでアフィリエイトリンクを仕掛ける=なりふり構ってはいられない。
やはりフリーが稼ぎ続けるって大変なんだなぁと思いました。彼らのnote読者は、妄信してくれているコアなファンしか継続購読してくれないんじゃないかな。購読することで著者を応援し続けられるシステム。面白い文章を求めて購読した人はすぐに離れていくと思います。だって本当にnoteの内容が薄っぺらいんだもの。サガミオリジナル級の薄さ。
二つ目は、自分の直感を信じるべきだということ。
はあちゅうさんはトレンダーズという胡散臭い会社で働いていて、退職した後も当時社長だった経沢香保子さんと組んで会員制サロンを運営していました。キラキラしているお二人は、上昇志向だけは高い女性や迷える子羊をそれこそ誘蛾灯のようにおびき寄せて飯の種にしていたのです。
この時点で「経沢さんと組むような人だから、はあちゅうさんは野心が強くて胡散臭い人なのだろうな」とは思っていました。結局このサロンも想像はしていたとおり、完全にぼったくりだったそうです。
そういうお金の稼ぎ方をする人を胡散臭いと感じた嗅覚は信じるべきでした。まあnoteなんてたった600円ですから、損をしたのがコーヒー一杯の値段で済んでよかったです♪
そして彼女の有料noteにお金を払うくらいなら、私の好きな紀行文を書くブロガーにお賽銭のように投じられたらいいのに。そうやって少額のスポンサーを集めてこのブロガーが旅に出られるよう出資をする。そしたらまた彼はそのお金で旅に出て、旅情あふれる紀行文を書いて楽しませてくれるはず>>ウォーキングと美味しいもの(更新を楽しみにしているブログです)
まだ「イケダハヤトさんやはあちゅうさんってすごいな」と純粋に思っていた頃に書いた記事↓
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