ni**aという言葉は、黒人男性同士、あるいは黒人女性→黒人男性が呼びかけや挨拶で軽く使いますよね。これは黒人の間で使われるから親しみや連帯感のようなものが感じられるのであって、他の人種が黒人に対して使ってよいものではありません。
一例としてちょっと古い映画White Chicksのクリップをご紹介します。
おとり捜査のために白人女性に扮したFBI捜査官(黒人男性x2人。偽者だとばれないという設定がかなり強引ですw)が、お気に入りの曲がかかってni**a,ni**aとノリノリで歌っていると、白人のちょっとプレッピーな女の子が二人を制止するのです。
「信じられないわ!Nワード使ったでしょ?」
ni**aってそういうものなのです。
「ソウルはブラックなの♪」自分では黒人の仲間だと思い込んでいる異人種
"biracial coupleは確かに増えている、と感じさせる引用やイラスト - Inside the gate"という記事に登場した黒人好きの白人女性アラナさんは、時々こういうメッセージを引用するという失態を犯します。
アラナさんは前のご主人も黒人男性ですし、その後おつきあいしている男性も黒人ばかり。ですから本人にしてみれば自分は黒人特有のものを理解しているし、「私は見た目は白いけど中身は黒いのよ♪」という考えで、気分はごま団子か何かなのでしょう。あるいは「横須賀基地のni**a達は私のものよ!」と思っているかもしれません。
だけどやはり彼女は白人なのです。ni**aは使うべきではありません。この引用は彼女自身の言葉ではありませんが、引用でもやはり不適切です。
黒人から"My ni**a"と親しみを込めて呼ばれる異人種も時々見かけますが、そういう人達を見ていると、黒人のファッションや話し方を必死で取り入れている人はまずいません。黒人達の懐に入ろうと必死だったり、あるいは入ったつもりでいたりするようにも見えません。
"We can say ni**a, but you can't."
Beauty Shopという大好きな映画のワンクリップです。
あるビューティーショップに、アリシア・シルバーストーンが演じるリンという可愛い白人女性が勤務していました。唯一の白人スタッフです。そして同僚にはイケメンの黒人男性スタッフがいて、黒人女性スタッフ達にはゲイ疑惑の目を向けられながらも、その美しさは彼女達も認めるものでした。
そしてその黒人のイケメンスタッフは、美しくてセクシーな黒人女性達という選択肢があるにも関わらずリンを選びました。
このリンに黒人女性スタッフ達がこんな風に話すシーンがあります。
"We can say ni**a, but you can't."
「私達がni**aっていうのはいいのよ。でもあんたは言っちゃいけないの」
(動画は見つけられませんでした)
やはりそういうものなのです。
クイーン・ラティファ主演。黒人スタッフに溶け込もうとするリンの姿に苦笑いしてしまいますが、応援したくもなります。
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