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Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

日本人の白人コンプレックスは根強いなと思う時

 


昭和時代、日本のアパレルショップのマネキンの白人率の高さは異常でしたが、平成十年代に入ると、ラップやヒップホップ、R&Bといった黒人の音楽が日本でも好まれるようになり、音楽だけでなくファッションも取り入れられるようになりました。

こうして黒人がもてはやされるようになった現代でも、やはり日本人が「外国人」と聞いてイメージするのは、金髪・碧眼の白人なんだなぁと思うことがたびたびあります。

画像はアメリカ人モデルのKate Uptonちゃん。可愛いですよねぇ~惚れ惚れします。

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アジア系アメリカ人はアメリカ人じゃない?

私が働いていた子供英会話スクールで実際にあった話です。
外国人講師が契約を延長しないことを決めました。
彼らは一年契約で来日し、スクール側・講師側双方が望めば更新も出来るのですが、私が在籍していた頃出会った外国人講師達は、誰一人更新せずに帰国していきました。

ある時保護者の一人からこんな質問が来ました。

「また来年もアジア系の先生なんですか?
私はやっぱり金髪のいかにもアメリカ人!っていう人にうちの子を教えて欲しいんです。そうじゃないと国際的な感覚が身につかないし、何のためにお金を払って英会話スクールに通わせているのかわからないじゃないですか」

その時うちのスクールにいたのは、中国系アメリカ人の先生。教えるということにプロ意識を持っていた、そして人間的にも素晴らしい方でした。だけどいるんですよねぇこういう「白人じゃなければアメリカ人じゃないわよ!」みたいな考え方の母親。

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別に英会話なんてどうでもよくて「白人とうちの子が絡んでいる図」を見て満足してしまっている人。見た目から入る人。そしてその外国人のルックスはその人の考える「いかにもアメリカ人!」でなくてはいけないのです。

ここで「アメリカは人種の坩堝ですから、見た目は私達と同じようなアジア人でも、アメリカ人として生まれ育っている人達がたくさんいます。そういう事実を知っているということも大切な国際的な感覚ではありませんか?」 などと反論してはいけません。
客が「白人よこせ」って言ってるのだから、こちらは本社に白人を発注する。それがビジネスでした。この母親のような人間に対し「国際的な感覚とは何か」を諭すことは私達の仕事ではありません。
本来ならばスクールで提供するもの=レッスンの質です。だけどこういうものには見向きもせず、「金髪・碧眼の先生に習っている我が子」を誇りに思う保護者も顧客の一人なのです。こういう保護者を見ていると、やはりまだまだ日本人は白人コンプレックスが強いのだ、と思いました。
プロ意識を持って教えてくれる、見た目がアジアンのアメリカ人よりも、アル中の一方手前みたいなブロンド・碧眼の講師の方がいいのです・・・・。こういう親に育てられた子供が大人になる時、ああ、日本はどうなるんだろう。

別にとりたてて美しい、ハンサムというわけでもない。白人というだけで「モデルみたいだ!」と騒ぐ人達

話はスクールから離れますが、「●●さんの旦那さん、ハリウッド俳優みたいに格好いいんだよ!」という話を聞き、●●さんの旦那さんに会えるのを楽しみにしていると、普通~~の白人男性だったりすることがあります。
また「モデルみたいな美女でさあ」と褒められていた女性が、実際に会ってみたらこれまた月並みの白人女性だったりします。
要するに日本ではまだまだ白人ってだけでちやほやされるっていうことです。

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