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Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

国際結婚は「ダーリンは外国人」のように喜劇の連続ではない



あなたが英語圏出身の方とおつきあいをしていて、結婚を考えているとします。そして以下のうちのどれかにあてはまるのであれば、この記事を読む必要はありません。

  1. ずっと日本に住む予定である。夫婦で彼の母国に戻り、定住する予定はない。
  2. 男性が二人の結婚生活に会話の楽しさや深さ、濃さ、またそれらに必要な英語力や感性、知性を妻に求めていない(=相手は誰でもいい。とにかく日本の永住権が欲しい男性)


もしもあなたが現在おつきあいしていて、お互いに結婚を考えているという関係のお相手が、二人の日常を大きく占める会話というものに重きを置き(これがつまらないと本当に毎日がつまらなくなりますから)、あるいは彼があまり日本語が話せないのであれば、残念ながら必然的にあなたに求められる努力は大きくなります。 

夫婦間の共通言語においてはお互いが歩み寄るべきだとは思いますが、どちらかの言語が世界的に見て極端に優位な地位にあると、そうでない方の言語を母国語とする方の人間が大きく歩み寄らなければならないことは避けられません。 例えばアメリカ人と日本人の夫婦なら、夫婦間のコミュニケーションを日本語でとっている夫婦は少ないでしょう?
では限られた時間と労力を無駄にしないためにも、どのような努力をしたらよいのでしょうか?

1.日本以外の国で暮らした時に、彼の力になれますか?

英語力だけに関して言えば、あなたたちお二人が日本で出会い、日本でずっと暮らし続けるのなら「英語のうまい日本人」レベルの維持でもいいかもしれません。
だけどご主人のお仕事の都合で彼の母国、あるいは第三国に住む予定があるのなら、それをはるかに上回る英語力が必要です。
なぜならご主人の母国(英語圏の国)に帰ったら、あなたは英語のうまい日本人ではなく、ただの日本人になってしまいます。
そこは誰もが英語を話す環境です。日本で暮らしていた時はご主人の力になれたあなたのバイリンガルという資質が必要なくなってしまう環境で、それでも「彼女を選んでよかった」と彼が感じられるものをあなたは持っていますか?
完璧な英語を必要はないのです。現地のネイティブスピーカーがあなたと話して「また話してみたい」「彼女と話しているとつい話しすぎてしまう」と感じるくらいでいいと思います。またそうやってコーヒーを飲みながらお喋りできる相手が増えることで、ご主人以外の人達とのつながりができます。

http://www.flickr.com/photos/50910420@N07/5424947078

photo by i.am.rebecca

2.即戦力になれなくてもいいから、お荷物にならないことを目指す。

例えば彼の母国で暮らすようになってあなたが仕事を持っていない場合。 普段彼が仕事に行っている間は一人きり、あるいはお子さんと一緒に過ごしているため、彼が休みの日になると「今日はどっか行こうよー相手してよー」といいたくなるのもわかります。
だけど彼にしてみれば貴重な休日。ゆっくり休みたいかもしれません。あなたはお出かけモードで彼は完全にまったり休日モードという、スイッチのON/OFFの違いに等しい温度差は必ず出てくるのは、彼があなたにとっての全てになってしまっているから。
あなたが暮らす世界の住人が彼とあなただけ、という状態だと、彼は当然息苦しくなります。
つきあい始めた頃はあなたに見つめられるだけ熱くなっていた心も、今では口を開けば「○○してよ」「○○に連れて行ってよ」と依存することしか口にしないあなたと目が合うだけでしゅんとしてしまう・・・なんてことになります。
ですから彼の帰りを一人で待つのではなく、どんどん自分から外に出て行ってチャンスがあればソーシャライズして、自分の世界を広げましょう。


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このように海外暮らしが始まって最初のうちは彼の力になれなくても、せめてお荷物にならない程度に努力しましょう。経済的に彼におんぶに抱っこになってしまうのはしようがないにしても、あなたが精神的に自立していないとご主人は大変です。彼はあなたのおもりをしてくれる人ではなく、人生を共に歩むパートナーです。 
孤独をある程度感じてしまうのはしようがないことだと思いますが、それに耐えて乗り越えた壁の向こうにあるものを見てみたくありませんか?

3.日本にいる間に疎外感を目一杯味わっておく。

愛する彼と海外で暮らす予定のある人は、ネイティブスピーカーだらけで日本人は自分だけ・・・という集まりに、日本にいる時から積極的に顔を出すようにしましょう。 ええ、億劫なのはわかります。話が盛り上がってくると自分の知らない単語や言い回しが増えてきて、もう会話についていけなくなるんですよね。
つまんないなぁ・・・それにこうして話についていけない人間がいるっていうだけで、周りにも気を遣わせているんじゃないかな、と考えたくなるのもわかります。疎外感を感じますよね。 だけどそこはうんと甘えてください。
「いつかparty pooperの汚名を返上して恩返しします」くらいの気持ちを持つことにしておいて、図々しくなって結構。 私はツッコミも何も入れずにじーっと黙って聞きながら脳内のハードディスクにしっかり保存して、後から帰宅して知らないことは全部調べました。
こうやって生きている英語を覚えていくことで、だんだんネイティブスピーカーだらけの集まりにいても心から笑えるようになりますし、そうやって増やしていったボキャブラリーは夫婦間での会話に使えるようになって、会話の幅が広がります。
こうやって日本にいるうちに疎外感に慣れておくと、英語圏の国に行った時に免疫が出来ていますから、ストレスになりませんし、あなたも出会いをチャンスに変えて自分の世界を持つことができて、ご主人にべったりにならずに済みますし、あなたが自分の世界を持つことで、彼とお互いの世界を広げることが可能になります。
彼に依存して生きていくのではなく、共に歩んでいけます。

◆まとめ

英語なんて言語でしかありません。ぺらぺら喋れるからえらいというわけではありませんが、あなたが英語圏出身の男性と結婚するのなら、やはり語彙が豊富であることにはこしたことがありません。
なぜならそれはあなたの人間的魅力を伝えるためのツールとなり、武器となってくれるのですから。攻める時も守る時も重要な武器に。

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