先日アメリカの内陸部の小さな都市に暮らす日本人の友人が「こんな小さな街にも日本人経営の日本食レストランがあった!!!いぇーい!!!!」と大喜びしていたのですが、やっぱり人間が異国に暮らして恋しく感じるのって、母国にいる家族や友人の存在だけでなく、食もそうですよね。
知り合いに日本語を勉強しているアメリカ人男性がいるのですが、日本が大好きでしばらくこっちに暮らしたいと思っているけれど、地元を思い出して恋しくなるのはやはりあちらの食事だと言っていました。
テネシー州出身の彼が恋しいといっていたのは・・・・サザン・バーベキュー!
(画像はSweet P's Barbeque & Soul House からお借りしました)
特殊なオーブンで(おそらくこの画像のようなオーブンなのかな)7~8時間かけてじっくりといぶした豚肉に、バーベキューソースをつけて食べる。これがとても美味しいんですって。聞いているだけでビール飲みたくなってきたぞ。
きっとこのバーベキューソースも美味しいんだろうなぁ・・・。ちなみに私はちょっとフルーティーなバーベキューソースが好きです。
それともういっちょ。
ステーキとベイクドポテトみたいに、普通が一番!
「日本でも美味しいステーキを出してくれるお店はたくさんある。そしてつけあわせのバターたっぷりのマッシュドポテトや、フライドポテトだって美味しい。
だけど同じじゃがいもでも、これをつけあわせにしてくれるレストランがあったら通い続けるだろうな、と思うものがあるんだ」
(画像はaskville by amazon "What do you like on your baked potatoe?"からお借りしました)
私がベースで働いていた頃、お客様がそうおっしゃいました。佐世保やカリフォルニアのベースでクックの仕事を長年していたことがあるというそのお客様が「日本でも食べられたらいいな」とおっしゃっていたのが、画像のベイクドポテト。
「サワークリーム、ベーコン、フレッシュなブラックペッパー、それからエシャロットが添えられていたらもう言うことなし!」
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ものすごい贅沢をしたいって言っているわけじゃないんですよ。アメリカで普通に食べていたものが食べたいっていうだけなのです。その気持ち、ちょっとわかりませんか?
実は私もカリフォルニアに住んでいた頃そう思っていました。
ダウンタウンのお洒落な日本食レストランに行っても、確かに美味しいんだけど「なんかちょっと違う」と感じてしまうのです。ところが自宅から徒歩で数分の冴えない日本食屋に行ってみたら、なんと日本のいたるところで食べていたごく普通のわかめサラダがでてきたのです。
豆腐の上にわかめ、じゃこ、薄くスライスしたたまねぎ、かつおぶし・・・・これよ、これなのよ!!!と思い、私は感激しました。こういう「普通に日本で食べられるサラダ」というのがなかなかあちらではなかったのです。必要以上に凝っているっていうのかなぁ・・・。
ちなみにその日本食のレストランのクックは、日本で暮らしたことのあるフィリピン人の方でした。どうりで本物の日本食が出てくるわけだ。普通が一番!
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