「こうすれば"You speak good English."の一段階上の英語を話せるようになる - Inside the gate」という記事を書いた時、自分でもなぜ「日本語独特のニュアンス語をいちいち英語にわかりやすく訳すことが、こんなにもひっかかるのか・・・」ということをうまく表現できなかったのですが、横須賀市のこの簡潔でわかりやすい注意書きを見てようやく気がつきました。
それは取引相手との公用語として英語を用いてビジネスのためにやりとりしているのに、日本語の美しさとか特有の表現、面白さといったものを伝えよう、教えてあげようという自己満足が原因だったのです。
読み手の立場に立って書いていますか?
上の画像のような注意書きなら簡潔で一発で何を言っているのかわかるでしょう?ビジネスでのメールのやり取りなんて日々膨大な数をこなすわけですから、わかりやすさが第一なのです。
読み手の限られた時間を考えたら、「日本語の美しさやよさを・・・」とは考えないと思うんですよ。そういうことは仕事目的のメールで実現するのではなく、実際に交流する機会にプレゼンすればよいのです。例えば来日した時の接待の場などで。
日本文化といえばよく「おもてなし」があげられますが、おもてなしは自己満足ではなく、相手の気持ちを優先してこそだと素晴らしいものになると思っています。たかが英語表記だけど、それに通ずるものがあるのではないでしょうか。
ポポラマーマの禁煙コーナーを見て夫が言ったひとこと
横須賀中央駅から徒歩2,3分のチェーン店「ポポラマーマ」に初めて行った時のことです。透明のカーテンのようなもので分煙されていて、そのカーテンにはこうプリントされていました。
We reserve the area beyond this partion for your smoking pleasure.
夫がこれを見てぼそっと「Smoking sectionのひとことでいいのに」と言いました。
私も同じように感じました。チェーン店でエレガンスみたいなものを演出しようとしているかのような無理のある感じもなんだか滑稽でした。
でもこういう冗長で変に丁寧なのも、外国人から見たら「日本に来たなぁ」って感じられる要素の一つなのかもしれませんね。
中央だとどこに行ってもたくさんいるフィリピン人。ここにもたくさんいますよ。そして「女はよく喋る」っていうのは万国共通ですね。客の回転率悪そう。
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