イベント用に大量に作ったスペアリブが残ると、従業員に「よかったら持って帰る?」と声がかかりました。
私は声がかかると「ああ・・・また同じスポットに挟まるなぁ・・・どうしよう」と、もらうたびに歯間に挟まるお肉を想像しながら、じゃあいただきます、というのです。するとどこからともなくクックさんがやってきて「それさ、知っていると思うけどアメリカから届いた冷凍肉で作ってるんだよ。そして日本に到着しても、しばらく冷凍庫の中にあったんだよ・・・・。美味しいと思う?」と囁くのです。
ドナドナ豚版が作詞できそうなそのひとことを聞いて、私は考えを改めるのです。そういえば初めて持って帰った時、夫は少しだけ食べて「もういらない」と言っていたし、やっぱり美味しくなかったのかなぁなんて思い出してみたりするのです。
え?私ですか?食べてもスペアリブのソースの味しかわかりませんよ。肉を噛む時、恐ろしくて味わっていないので。豚に罪はありませんが、やっぱりクックさんに言われたことが気になるのです。