Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

文法的には間違っていないのにニュアンスが伝わらない日本人の英語(1)



同じ日本人として聞いていて「日本人が聴けば言いたいことはわかるし、文法的にも間違っていないけど、残念ながらネイティブスピーカーには伝わらないと思う」と思う英語を耳にすることがあります。私も25歳くらいまでそういう英語を喋っていたので、どうしてそういう英語になってしまうのかよ~くわかります。

80年代後半のJ POPで解説

バブル景気の真っただ中にヒットした浜田麻里さんのReturn to myselfを例に解説してみましょう。

youtu.be

試しにReturn to myselfで検索してみると、グーグルの1,2ページ目はこの曲に関連するページしか表示されません。要するに、「本来の私に戻る」を単語単位で英語にしたこのReturn to myselfという文章は、ネイティブスピーカーに英語としては使われていない言葉=ネイティブスピーカーには何が言いたいのかよくわからない、伝わらない英語なのです。

Yahoo!知恵袋に和訳がありましたので転載します。

浜田麻里さんのReturn to myself の歌詞の意味を教えてください。 - ... - Yahoo!知恵袋

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こうしてみると、Return to myselfの歌詞は、日本語をそのまま単語単位で英語にしただけで、英語としてみると全体的に意味不明ということがよくわかりませんか?

私ならこう訳す

若干意味は変わってしまいますが(しようがない。Lost in translation...)、伝わりやすい英語に変えるならこうします。

  1. Return to myself → Be true to yourself
  2. All is a message for me → ????
  3. My heart can wake up to love forever →これも厳しいので「ハートが目覚める」という部分は捨てます。I'll pick myself up and love someone foreverでしょうかね。後半部分はforeverの部分を無視してよいのであればfall in love againにした方がわかりやすいかなと思います。
  4. All I need is to be free → これは通じる
  5. I will show you myself honestly → I won't pretend to be someone I'm not


以上、文法には間違っていないのにネイティブスピーカーが使わない英語でした。

関連書籍

日本人の英語 マーク・ピーターセン著


続きまして、90年代のJ-POP。文法的にも変だしネイティブスピーカーも絶対使わない変な英語。

Body Feels Exit lol

奇跡の40歳!の歌姫・安室奈美恵さんが小室哲哉さんにプロデュースされていた頃を代表するヒット曲の一つ。

(自分の後ろにいるダンサーよりも顔が小さく見える・・・・遠近法のお世話にならなくても済む小顔)

Body feels exit....???? きっと多分こう、悩める若者が突破口を見つけて動き出す感じを英語にして、最優先事項が英語としてナチュラルか、正しいかよりも、カラオケで歌いやすいことだったのろうと思います。


CRAZY GONNA CRAZYも小室さんがプロデュースしたものです。be動詞が抜けていますが、ここでちゃんとbe動詞を入れていたらちょっと言いにくくなります。黒人がよくこのbe動詞をあえて抜いたり、人称にあっていないbe動詞を使いますが、彼らはあえてそういう話し方をしているのであって、J-POPにありがちな変な英語とは違います。

関連記事:文法的には間違っているけどスラングとしてはOKというもの - Inside the gate


それから話はやや脱線しますが、Don't wanna cryのパフォーマンスをTVで見ていた我が兄が「あのバックで手をぱたぱたやっている黒人達って、別にプロのダンサーじゃなくてもそこらへんを歩いている黒人でもよくね?」とつぶやいていました。

身体的な最低条件はあるでしょうけど、あの曲のPVを見ていても黒人はデコレーションや背景を作る要素として使われているだけなので、確かにプロのダンサーじゃなくてもよいかなと思いました。横須賀基地で上玉の黒人兵士に声をかけて日給2万円くらいで拘束してPVを撮影する!ひとまずブルーリッジに行ってスカウトしてきます。

本日の記事は、変な英語が混じっていない歌で〆ます。

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