ファストフードのようにヒーターからぽんと出されるハンバーガーではなく、ちゃんとオーダーが入ってからグリルされる大きなハンバーガー。
時代も変わり、こういうアイテムをスマートに食べる方法が紹介されて、その方法を取り入れる人も沢山います。だけどやっぱりハンバーガーを食べる時は、優雅さなど気にすることなく大口を開けて食べたいと私は思うのです。
ベースで働いていた頃に気がついたのですが、老若男女、ランクの高低問わず、アメリカ人はまだまだハンバーガーを食べる時に大きな口を開けてかぶりつく人が圧倒的に多い(若い女性は半分に切って食べる人も時々見かけましたが)。やっぱりそうされた方がハンバーガーも嬉しそうなんですよ。絵になるというか・・・。
バーガーがグリルされている間に、好みの調味料とナプキンを準備してテーブルで待つお客さん達。できあがったバーガーにその調味料を塗りつけている時の彼らの表情を眺めるのが、私は好きでした。だからバーガーはたいして食べたくもないのに、そういう雰囲気を味わうためだけにそのお店に通ったこともあります。サイドに頼んだオニオンリングを挟む人なんかもいて、さすがにそれどうやって食べるの?と思うくらい大きくなってしまいますが、カスタマイズするのもまた楽しそうなんですよね。
口の周りも手も汚くなっていい。一番最後にきちんと拭いてきれいにすればいいだけです。ハンバーガーは大きな口を開けてかぶりつきましょう。なんかね、そっちの方がハンバーガーへの愛と敬意を感じるのです。