DJ by night and trainee monk by day.
Posted by Al Jazeera English on 2015年4月11日
アルジャジーラが紹介しているのは「昼は見習い僧、夜はDJ」という若者に関するショートドキュメンタリー。見ていると京都に行きたくなりますよ。
私が間違えていなければ、このストーリーは以下のお寺の跡取りであるササキ・シオン氏のことだと思います。
寶蓮寺 Horenji Temple | 浄土真宗 (真宗大谷派) | ページ 7
寶蓮寺は京都で約800年続いているお寺。先代の住職夫妻には男の子が生まれなかったため、三人姉妹の長女だったシオン氏のお母様がお婿さんをとって継いでいます。
シオン氏はササキ家に50年ぶりに誕生した男児です。二人の姉に続いて生まれた待望の男の子。お母様は嬉しい反面、その男の子が自分と同じ宿命を背負ってしまったことに葛藤されたようです。長い歴史を持つ寺院を継ぐ、という宿命。
大晦日のカウントダウンは神戸のクラブにかけつけて趣味であるDJを楽しみ、そして京都にとんぼ返りするシオン氏。京都に戻る電車内で仮眠(爆睡)した後、朝の5時には正装し東本願寺に向かうのです。趣味のDJをあきらめない代わりに、義務もきちんと果たすというわけですね。
DJが楽しい。シェフになるという夢もある。だけど800年続いているお寺を継がなくてはいけない・・・・。シオン氏の弟さんはラッキーでしょう。生まれてきた順番が違うだけで、こんなに人生が違うんですよ。
選択肢というものがそもそもない長男のシオン氏。選択の自由がある弟のウエン氏(弟さんのお名前があっているか自信がありません)。
DJやシェフの楽しみをあきらめずに住職になるという道があればよいのですが、なんせ800年も続いているお寺ですからねぇ・・・。