あなたにとって「忘れられない味」があるとします。
作り方なんてだいたい想像がつきそうなもので、それを詳しく教えてもらったとしても、同じ味を決して再現できないのには理由があります。
あなたが今いる場所は、その忘れられない味を知った場所ではないから。
あるいは同じ場所にいるのに、それを作ってくれた人がもうそばにいないから。
私の場合はレモネード!
美味しいレモネードのレシピ(20杯分)
(引用元:Best Lemonade Ever Recipe - Allrecipes.com)
【材料】
- 1と3/4カップの砂糖
- 1と1/2カップのレモンジュース(大変だけど、ボトルで売っているレモンジュースよりも、自分で絞ったほうが美味しいとレビューに書いてあります)
- 8カップの水
【作り方】
- 小さな手鍋に砂糖と1カップの水を入れる。沸騰させて砂糖がとけるまでかき混ぜる。室温になるまでそのままにして、蓋をして冷蔵庫で冷やしてシロップにする。
- レモン果汁から種を取り除き、果肉は残す。冷蔵庫で冷やしていたシロップと混ぜて、残りの7カップの水を加える。
レシピに対するレビューの中にあったアレンジ方法でいいなと思ったもの
- すりつぶした苺を入れて、ストロベリーレモネードにしてみた。
- レモンが存在しない国・ベネズエラに住んでいるのでライムで代用してみたけど美味しかった!
- 母の日のバーベキューで出したんだけど、大きな透明の容器に入れて出したので、横に半分に切ったレモン(断面が円形になるようにきったレモン)を浮かべて、ミントの葉を散らしてみた。見た目もよかったし、ミントの味も加わってよかった。
<レモネードにまつわる思い出>
私が留学していたのは、アメリカの内陸州の田舎町です。
アメリカに到着し、最初の一週間は知人のお宅にお世話になりました。そしてアパートに引越しました。それは知人の家からは自転車で20分くらいのところでした。
アパートで暮らすようになってからも、時々知人の家に自転車にのって遊びに行きました。道に迷わずに済んだのは、目印になるような可愛いおうちがあったからです。
そこのお宅の庭に咲き誇るチューリップがあまりにも可愛らしくて、そこにたどり着くと自転車を止めて、しばらくぼけっと眺めていました。
するとある日その家に暮らしていたご老人が庭に出てきたので、Helloと挨拶だけしてそこにとどまりました。すぐに立ち去ると不審者だと思われそうだったからです。
「あなた、時々見かけるわね。留学生?」
「はい、そうです。このお庭はとても可愛らしいので、知人の家に行く時の目印にさせていただいています」
「あら、その家はどこにあるの?」
「ここから5分走った、山のふもとです」
そういうと、その年配の女性は庭を案内してくれました。そして玄関を出てすぐのところに出ているテーブルで休みながら庭を見てもいいのよ、と言ってくれたのです。お言葉に甘えてその席に座って、庭を眺めていました。振り返れば山が目の前にあります。
家の中に引っ込んだと思った女性は、レモネードを持って家の中から出てきました。
その味がクラシック・アメリカンという感じで、とても美味しかったのです。
何と比べてクラシック・アメリカンなのかって?それはファストフード店においてあるドリンクのディスペンサーから出てくるレモネードとの比較です。おばあちゃん、すみません。あんなものと比較して。
◆【愛媛県吉田町産】ノーワックス・ノー防腐剤の国産レモンです。産直価格。新鮮で美味しい。ポ...◆
<レモネードみたいに甘酸っぱくはない留学時代のお話>