留学前の準備で、無料だからという理由でしばらく通ったモルモン教会の無料英会話。
「神様のお話をしてもいいですか?」という風に個人的に伝道活動をされることがデフォルトだと思えば苦になりません。そりゃそうですよね。無料につられて自分からほいほい教会に行っといて布教はするなって言うほうがおかしいのです。
教会主催の英会話に来ていた日本人の人達の多くは教会員でした。中には宣教師の青年に恋して、洗礼を受けたという女の子達もいました。恋の力ってすごいなぁ、怖いなぁって思ったのは、この時が初めてでした。
「素晴らしい教えと出会って、私は幸せになった」
バイブルの話をする時の目つきが、もうまるで別人。何かが憑依したんじゃないかと思うようでした。
彼が信じているものは、私も信じたい。
モルモン教の教えをスポンジのように吸収する彼女達。きっとイスラム教徒に恋したら、モルモン教の教えはコーランによって上書きされてしまうタイプ。
中には教会に内緒でこっそり宣教師とおつきあいしていた女の子もいました。
宣教師は伝道中、母国で待っている彼女が会いに来日することも禁じられていましたし、ましてや伝道先で知り合った異性と親密な関係になることも禁じられていました。
とにかく伝道に専念しなさい、それが君の使命だ、というわけです。
だけど宣教師だってお年頃の青年です。血の通った人間です。寂しくなったりすれば、やはり身近にいる女の子にふらっとすることだってありますよ。
そして見つからないように(これがまた難しく、だからこそ恋を燃え上がらせる燃料になる)日本人の女の子とおつきあいし始めるのです。
信心深い宣教師は罪の意識にさいなまれるでしょう。
女性は宣教師に罪深いことをさせていることに、喜びを感じているかもしれません。
そして宣教師は二年の伝道を終えて、アメリカに帰っていきます。
日本人のガールフレンドは彼を追いかけて行きます。留学生としてあちらに暮らすのです。
この先は(2)に続きます→ モルモン教の宣教師に恋してアメリカまで追いかけていった女の子達の末路(2) - Inside the gate
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