ビートルズ 私の中では クラシック(字余り)
ブログを書く時は音楽を聴かない方がさくさく書けるということに最近気がついたのですが、枯れない美女シリーズを書く時、どうしてもビートルズのLet It Beが聴きたくなるのです。あのシリーズを書く時というか、彼女のことを思い出す時、どうしてもこの音楽が頭から離れないのです。
彼女はラップやヒップホップが好きだったので、ビートルズなんて関係ないはずなんだけど、彼女が過ごした激動の一年(本当に、激動というひとことでしか表せない)を横で見つめながら、時々この曲を思い出すようになっていました。
そして彼女のことを記事に書く時にこの曲を聞いたら、転んで起き上がって傷つけられて泣いて・・・という間近で見た彼女の姿を昨日のことのように思い出してしまうのです。
離婚して一人になることが怖いと何度も言って、それでも一人で歩き出した彼女のことを、思い出すのです。
初めての失恋
私にとってビートルズといえば、初めての失恋を思い出します。高校生一年生の頃つきあっていた彼にふられ、傷が癒え始めた頃です。そういえばあの人ビートルズのIn My Lifeっていう曲がすごく好きだって言ってたっけ、とふと思い出したのです。
当時は「どんな曲なんだろう?」とYouTubeでサーチすることもできない時代です。感動というものにそう簡単に手が届かない時代でした。母に車に乗せてもらって、街で一番大きなCD屋さんに行ってIn My Lifeの入っているアルバムを探しました。
帰宅してその曲を聴いて、すぐに気に入りました。「好きだった男の子が好きな曲だから私も好き」なのではなく、ただ単純に「この曲いいな」と感じたのです。歌詞がシンプルで温かくて、なんといっても間奏がいい。
この曲を聴いて以来、学校英語を学習することが本当に苦痛になりました。それでも勉強だけは続けたし成績もよかったけど、伝わる英語ってきっとこういう英語じゃないんだろうな・・・と思い続けながら授業を受けていました。
今この記事を書きながら、久しぶりにIn My Lifeを聴いています。
初めての失恋でだいぶ深く傷ついたと当時は思っていましたが、実はその人をすごく好きだったからというよりも、彼が同じ学校の生徒だったため「明日からどうしよう~ふられたのが広まるだろうから恥ずかしいなぁ。『あれ?今日は○○君と一緒にランチ食べないの?』とか聞かれたらどうしよう」とかそっちの方が気になっていたんですよね。あの頃は本当に辛いと思いこんでいたけれど、今思うとほんっとくだらないわ。