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Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

イギリスの偽装結婚 報酬目当てで花嫁に名乗り出るのは、イギリス人女性ではないそうです

 
下記はアルジャジーラ・イングリッシュが公開した、イギリスでの偽装結婚についてのポスト。

With This Passport I Thee Wed (Part 2)Don’t judge a book by its cover; Britain’s top marriage-broker says he can pull strings at the Home Office.Watch full film online http://aje.io/t8gq

Posted by Al Jazeera English on 2015年5月7日

コメントを見ると「(偽装結婚してまでイギリスに来て)一生皿洗いするの?」というようなものもあり、やはり移民で言語の壁あり、特技・資格なしとなると、就ける職業がかなり制限されるのは、どこも同じようなものなのだなと感じました。それでも自分の生まれた国で強いられる生活よりはましということなのでしょうか。

ところで私が驚いたのは、偽装結婚をするのがイギリス人女性xアフリカ・アジア諸国の男性ではなく、一番多い組み合わせは東欧諸国の女性xアフリカ・アジアの男性なのだそうです。

EU発足後、そこに加盟している東欧諸国出身の女性は、同じく加盟国であるイギリスに合法的に暮らすことができるようになったためです。

http://www.flickr.com/photos/8265353@N05/2453082354

photo by R/DV/RS

東欧諸国出身の女性達は、報酬目当てで偽装結婚してもいいよとオファーしてくるわけですが、実際彼女達が受け取れる報酬は200~300ユーロで、がっぽり儲けるのはブローカーとのこと。これはやはりどこの国でも同じなのですね。
私はEUが発足してから、加盟国間がここまでボーダーレスになったことなど知りませんでした。発足前後はまさに激動だったと思いますが、自分が暮らす世界が大きく変わる様子、あるいは数年かけて準備をしながら変わって行った様子を目の当たりにされた方々は、ものすごく貴重な体験をされたのだと思います。


【今日の記事の関連映画】

「やさしくキスをして」。偽装結婚ではなく、異教徒同士の恋愛結婚に向けてのお話。恋愛映画だけど、ちっとも甘くありません。

スコットランド人の白人女性教師と、パキスタン系移民のDJの恋愛。映画を見ていて「仮に結婚できたとしても、二人は幸せになれるのかなぁ」と思うようなシーンが多かったです。
パキスタン系移民の誇りにかけて、親の選んだ女性と見合い結婚をして、自分達の文化を守るのだ!という親族達からのプレッシャーは、日本人の私には想像もつきません。

関連記事:東欧の歴史を振り返ってみて、改めて自分は歳をとったのだと感じます - Inside the gate