ベース内のレストランはアメリカのレストランと同じですから、チップを残す習慣があります。ウェイトスタッフ達も基本給をもらっているのでチップは客にとって義務ではありませんが、奉仕に対する感謝の気持ち程度に残した方がよいものであり、チップ制を廃止するレストランが本国では増えているとはいえ、横須賀基地ではまだまだチップ制は常識として考えられています。
チップ制を知っていてあえて置かない人達
だけど日本人客が来てもそれをわからずに何も残さずに帰るのはしようがないことです。本当にチップのことを知らないのだとしたら、ですよ。 いくら日本人客でも常連ならばチップのことは知っているはずです。
常連はたいていベースに勤務している人達ですから、アメリカ文化には普段から触れているわけですが、彼らはそれでもチップを残すさず、平気で再び来店し常連でいようとするのだそうです。たくましいっていうか厚顔というか・・・・。
給与の少ない兵士向けに用意された無料の食事に群がる日本人
それから貧乏臭さの頂点に立つのが、ベース内の様々な施設に、ハッピーアワーに提供される無料の食べ物目当てにやってきて、それをこっそり家に持ち帰る日本人客達(笑)。これは日本人だけではなく、アメリカ人客(しかも小学校の教師も含まれていた)もいましたけどね。
その施設でハッピーアワーに無料で提供される食べ物は、軍族の人達のために用意されているものなのでした。無料のつまみ程度のものと、安いお酒を飲んでお金をかけずに楽しんでね、という店側のサービスなのです。
そしてこの食べ物はセルフサービスで紙皿にとって食べるのですが、なんと日本人客達の中には、食べ物の上に紙皿でふたをして、同じ施設内の他の店舗でプラスチックバッグをもらい、その中に蓋でおさえた無料の食べ物をごっそり入れて持ち帰るの輩までいました。
彼らがそうやってテイクアウトしたら、肝心な兵士達の分が無くなってしまうのです(ちなみにこれは施設のマネジャーに見つかると、その客は出禁になります)。
さらにすごいのは、この日本人客達はただ飯のために館内をはしごします。ハッピーアワーのフリーフードを手に入れたら同じ建物内の他の店で店員の目を盗んで、ちょっと珍しい調味料をごっそりバッグに入れて持ち帰ろうとするのです。卑しいにもほどがありませんか?日本の恥ですよ。
今でもこういう客がいるのかどうかはわかりませんが、そんなに無料にこだわって節約して何を買いたいのでしょうか。こういう人達はお金があっても幸せになれませんよ。しみったれてるやつはお金が逃げていきますし、私はこう思いました。
「だからあの人っていつも一人なのね」