画像は米海軍横須賀基地の求人情報サイトCommander, Navy Region Japan より転載。
オレンジ色の楕円で囲まれたところを見てください。
これがベースでの仕事の職種と仕事の等級です。1-6の「1」は事務職のコードで、-1,ー2,ー3・・・という風に仕事の等級が上がっていくに連れて数字も大きくなります。この等級が高ければ、当然必須とされる英語力も高くなり、比例して給与も高くなります。
特に事務職の場合、等級が高くなれば軍のトップと関わる仕事もありますから、彼らに失礼のないようにコミュニケーションのとれる英語力(知性・教養が感じられるレベル)は必要です。で、実際にその求人の詳細をクリックしてみると・・・
はい、やっぱり上級(Advanced)の英語力が求められています。
ただし事務職と言ってもピンキリで、ブロークンイングリッシュで押し通している日本人従業員もかなりいますが、それで済んでいる人達は要人(幹部)と接することのない事務職のはずです。またそういう英語を話してのさばっている日本人従業員とともに働く事務職となると、英語力なんて宝の持ち腐れになってしまって、どちらかといえばその古参の従業員の懐にすっと入り込む術を持っている世渡り上手であることの方が重要でしょう。
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ではホワイトカラーではなく、ブルーカラーの方はどうかというと、例えばウェイター・ウェイトレス。等級は2-2ですが、このくらいのレベルだとかなりばらつきがあります。
私が知っているウェイトレスの女の子(日本人)の英語は時制も人称もめちゃくちゃで、ブロークンでは済まされない英語を話していましたが、それでも採用されていましたから、英語に自信がなくても●ー2くらいの等級の仕事なら応募してみるのもいいですよ。
また調理士のように直接お客と関わることのない仕事なら、こんな感じです:
横須賀基地で調理士として働く場合、英語は習うより慣れろ、です - Inside the gate
LMOという日本語の求人情報サイト(外部応募者の方は、記事トップで紹介した英語サイトではなく、こちらをおすすめします)でも横須賀基地のウェイトスタッフに限っては「サービス業の基本を理解している方 初級の英語力(TOEIC220点以上または英検4級程度)」と書かれていますしね。
それから求人情報上で英語力が「必要なし」となっていても、結局採用されて入ってみたら必要で、しんどい思いをしている人達はたくさんいます。習うよりも慣れろ、といいますから、仕事を通じてすぐに業務で使う英語は覚えてしまう人もいるようですが、ベースで働こうと考えているのであれば、英語が話せるに越したことはありません。だってそこはアメリカなのですから・・・。
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