2倍といっても、もともとが少ないから今もそれほどたいしたことはないのですが、やっぱり自分の営業成績が少し上がったみたいな感じで、嬉しいものです。今までは月に一度の飲み代程度だったものが、月二回分になったと想像していただければと思います。
photo by Tom Raftery
なぜ2倍になったのか、当ブログ(メインブログ)とサブブログの両方で思い当たることをあげてみたいと思います。
1.訪問者層を分析し、その人達の役に立ちそうな書籍を紹介した。
当ブログは開設当初、その名のとおりゲートの向こう側で起こっていることを中心に発信していました。そしてそういうことを読みに来る人達には共通点があるだろうと思い、ゲートの向こう側=基地で働くということ以外に関しても記事を書き始めました。
このブログを読みに来る人達の共通点とは、ゲートのinside臭にひきつけられてくる人です。語学学習や異文化に興味があったり、あるいはゲートの外側に広がる日本で社会不適合者だと感じていたりするということです。
アンテナが日本の外にも向いている人達や、日本社会でなんともいえない居心地の悪さや閉塞感がある人達が読者層であるとわかれば、そういう人達の役に立ちそうな書籍を紹介して役立ててもらえばいい。客層を知らずして物は売れないと思いました。
2.一つのテーマに特化していない叙情的なブログだからこそ、売れるものがある
読者層がつかみやすい当ブログと違い、サブブログは読者層をあぶりだすのが難しいのです。なぜならサブブログの売りは情報ではなく文章なので、何かを検索して来訪してくるというよりは、あべまりあが書いた文章を読みに来るという人が大半です。ですから訪問者数も当ブログの3分の1しかいません。
そもそもサブブログは、開設した時に「このブログは検索エンジンを意識せずに書いてみよう」と決めた実験的なブログでもあります。アドセンスを導入していますから、グーグル先生の逆鱗に触れない範囲でのびのび更新。
だけどそういう叙情的なブログだからこそ売れるものがあることに気がつきました。
叙情的なブログを訪問する人は、精神世界に潤いや衝撃という抽象的なものを欲している場合が多いので、英語関連の本がばんばん売れるこのブログとは違って、ノンフィクションが売れています。
英語力というわかりやすいものとは違って、明日への活力みたいな、そういう極曖昧なものにつながる書籍というのでしょうか。
3.「別になくても困らないもの」でも急に欲しくなってしまうような背中を押すひとことの存在に気がついた。
ある日私がコンビニのカウンターの前で、揚げ物を中心とした軽食の入ったウォーマーを見ながらぼけぇっと突っ立っていたら、年配の女性店員さんが「揚げたてですよ♪」とひとこと言いました。次の瞬間私はお腹がすいてもいないのに、カニクリームコロッケを買っていました。多分彼女はどこで働いても物を売れる人ですよ。
彼女のそのひとことを聞いて以来「背中を押すひとこと」の存在をひしひしと感じています。ただしこれは努力したからどうにかなるというものでもなく、生まれ持ったものというか、センスのような気がするんですよね。