「20年前に米国で殺害されたジョンベネちゃんの兄、初のインタビュー」という記事がヤフーのトップで取り上げられています。
headlines.yahoo.co.jp
このニュース、平成生まれの若者達にとってはクリックしたくなるほどのニュースではないと思います。事件が起きたのは今から20年も前ですからね。
アメリカのコロラド州ボルダーという空気の美味しそうな街で起きた幼女殺人事件で、現在でも未解決のままです・・・。
私は当時このニュースを見ていてこう思ったものです。
「警察が余程馬鹿なのか、あるいは誰かが墓場まで持っていく秘密があるんだろうな」と。
マスコミの偏向報道
殺害されたのは当時6歳だったJonBenét Ramsey(ジョンベネ・ラムジー)ちゃん。会社を経営する裕福な父親と元ミス・ウェストバージニアのタイトルを持つ美しい母のもとに生まれた美少女。両親のどちらに似ても可愛いく育つこと間違えなしだったでしょう。はたから見たら完璧に幸せそうな家族でした。
(画像は Murder of JonBenét Ramsey - Wikipedia, the free encyclopedia から転載しました)
お父様の名前であるJohn Bennetを少しフレンチ風にアレンジしたような名前からもわかるように、裕福な家庭の子供でした。ブリトニーやジェイミー・リンといったようなwhite-trash name(貧乏且つ教養がない白人がつけがちな変な名前)ではありません。
これだけでもう「地方の成金だったのかなぁ」という感じがしませんか?それをさらに煽ったのがアメリカのマスコミの報道でした。
まずはジョンベネちゃんが多くのミスコンに出場し、タイトルを持っていたことに目をつけて、ミスコンで競うジョンベネちゃんのビデオを繰り返し放送したのです。
このことがきっかけで、裕福な経営者であるジョンさんと、美しい母親のパトリシアさんに「小さなジョンベネちゃんにあんなことばかりやらせて・・・」と非難の目が向けられるようになりました。
捜査も証拠も、何もかもがあやしすぎた
あやしすぎるもの その1 下書きまで存在していた脅迫状
脅迫状はラムジー宅の階段で見つかったのですが、ラムジー宅には捜査の結果、押し入られた形跡がなかったことが判明しました。しかもその脅迫状はラムゼイ家にあった紙を使って書かれており、2枚半にもわたるもので、しかも下書きまで発見されたのです・・・。また要求された身代金は、なぜかその年にジョンさんに支払われたボーナスと同額の118,000ドルでした。
コロラド捜査当局の報告によると「脅迫状を書いたのは母親のパトリシアだと思われる要素がある」(が確実に証明することができない)ということでした。
その脅迫状なのですが、書き出しがこう。
「よく聞け!俺達は小さな外国人組織に属する集団だ」(※)
B級サスペンスでも採用されないであろうこの書き出し。頭悪そうだなぁという印象を受けませんか?
これは見方によっては、捜査の目を自分達からそらそうとしてパトリシアさん、あるいはジョンさんが書いたともとれますよね。だけどこの「外国人組織ならいかにもって感じ」と思って脅迫状に使ってしまうあたり、パトリシアさんならありえるな、と思ってしまった自分は、マスコミの偏向報道に洗脳されていたと思います。
自分の娘を次々にミスコンに出場させて、将来的にはミスUSAにしたいと願っていた、表面的な華やかさばかりを願って中身(脳みそ)のない軽薄なミスコンママ像と、とりあえず外国人組織を名乗ろう!という短絡的な行為が見事に結びついてしまうからです。
あやしすぎるもの その2 発見時の様子
ジョンベネちゃんが見つかったのは、12月26日の午後。パトリシアさんが警察に通報したのが同日の午前5時45分頃でした。捜査官は両親に「なんだかいつもと違うなと感じられるようなところが家にあるかどうか調べてみてください」と言ったのです。
そしてジョンさんは友人と一緒に地下を探し、ワインセラールームで変わり果てた姿のジョンベネちゃんを見つけたのです。ジョンベネちゃんを包んでいたのは彼女が好んで使っていた特別な白いブランケットでした。いったい誰がどこからこのブランケットを持ってきたというのでしょうか?
そしてなぜ父親と友人は地下を調べてみようと思いついたのでしょうか・・・?
あやしすぎるもの その3 胃の中に残っていたパイナップル
1996年12月25日の夜、ジョンベネとその家族は友人らとクリスマスパーティーに出席、一家はパーティーが終わると自宅へ戻り、ジョンベネはすでに車の中で眠ってしまっていたため、父親が抱きかかえてベッドに連れて行った。
翌26日の朝、ボルダー警察署にジョンベネの母親から「私の娘のジョンベネが誘拐された」との電話があり、捜査本部が設置された。
(ジョンベネ殺害事件 - Wikipediaより引用)
この記述が真実であれば、殺害される前、最後にジョンベネちゃんを見たのは父親のジョンさんとなります。だけどアメリカ版の関連ウィキペディアではこんなことが書かれていました。
解剖の結果、ジョンベネは殺害される2,3時間前にパイナップルを食べていたことがわかった。
ジョンベネの死体が見つかったその日に撮影されたラムジー宅の写真には、キッチンテーブルの上に置かれた、パイナップルの入った、そしてスプーンが突っ込まれているボウルが映っていた。
このボウルからはジョンベネの(当時)9歳兄・バークの指紋が発見されたと警察は伝えた。しかしパッツィー(母・パトリシアの愛称)とジョンはともにジョンベネにパイナップルを食べさせるためにテーブルにボウルを置いたことは身に覚えがないと主張した。
またラムゼイ夫妻は、兄バークは、警察が到着してから数時間後に起こされるまで、この騒ぎの間ずっと寝ていたと主張し続けている
最後にジョンベネちゃんを見たのは父親。その後ジョンベネちゃんにパイナップルを与えたのは誰なのでしょう・・・・?
2003年に行われた、ジョンベネちゃんの下着に付着していた血痕をもとにしたDNAテストの結果、ラムジー家全員がこのDNAに一致しないと証明されました。これで無罪は証明されたわけですが、どうもひっかかるんですよね・・・。両親と兄のうちの誰かが犯人、あるいは事件にかかわったのではないかと思ってしまうのです。私はマスコミの報道に洗脳されてしまったのかな。
ぼろ儲けしている有能な霊能者の方々、この事件を解決してみませんか?それとも実は何にも見えてないの?
<ラムジー夫妻の言い分>
※「外国人集団に連れ去られた」
アメリカの大人向けコメディアニメ"サウスパーク"、これをパロディーにしています(笑)。さすが。興味がある人はシーズン5エピソード14を見てみてね。
Butters' Very Own Episode - Wikipedia, the free encyclopedia
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