ベースの中の日本人村~採用されてからでは遅すぎる。応募する前に情報収集しよう (1) - Inside the gateという記事にkid crocop様という方からご質問をいただきました。同じことを疑問に思っていらっしゃる方も多そうなので、記事でシェアしたいと思います。
はじめまして。 いきなり不躾な質問なんですが 米軍基地での就労を考えています。 トランスファーできるので仕事内容は考えずにまずは基地で働くべき みたいなアドバイスは正しいのでしょうか? また人間関係が最悪な場所もあるとの事ですが見分け方はありますか? ハウスキーパー職がずっと募集しているので気になります。
トランスファーはとにかくコネがものをいいます!
私が働いていた頃の横須賀基地に関してだけ言えば、
- トランスファーはできるけど、強力なコネがある人が強い
- 希望の職種にもよる
ということです。
最終的にたどり着きたい場所があるからとりあえずドアに立とうか、という気持ちはよくわかります。ところがベース内で異動(トランスファー)となるとコネがものを言います。私も正直に言うと接客業から事務職に異動した時は知り合いから声がかかりました。またベース内の仕事を通じてのコネクションだけではなく、ローカル=横須賀市民のコネクション(高校の後輩だったとか、両親同士が知り合いだとか)も結構聞きました。
それからいくらトランスファーできるとはいえ、希望の職種をよく考えてから受けましょう。例えば仮にkid crocop様がエンジニアとして働きたいのであれば、「今はエンジニアの空席が募集されていないから、とりあえずハウスキーパーで入って空きを待とう」というのはおすすめできません。
エンジニアとして働きたいのであれば、ベースに入ってまったく畑違いの仕事をしながらチャンスを待つよりも、ベースの外で技術と知識を積み上げている方が強いと思います。直近の職歴はやはり大切です。
しょっちゅう空席になっているところは注意!
これはベースの外にいるとまったく情報が入ってきませんよね。私もそうでした。ベースで働くようになってから、仕事を通じて知り合いが増えて色々耳に入ってくるようになりました。
kid crocop様がおっしゃるハウスキーパー職ですが、もしも同一就労先で常に空席になっているのであれば、人間関係を含む労働環境・条件が悪い可能性大です。人がいつかない理由がそれなりにあるのでしょう。ただハウスキーパーといっても色々ありますから、ホテルだったり、その他寮のようなところだったり。ハウスキーパーという職種でも、空席になっている場所が異なるのであればあまり気にすることはないと思います。
私が最近聞いた話では、事務職(IHA)で一つすごいところがありました。新しく採用されても、ここ数年内で最長で一年しかもっていないそうです。やっと手に入れたIHAのポジションとその恩恵を手放してでも逃げ出したい場所・・・・。ですからよく空席になっています。というわけでkid crocop様、大当たり。しょっちゅう空席になっているところは要注意です。
関連記事:横須賀基地のHPTの明暗が分かれた改正労働契約法の施行 - Inside the gate