予約をしたつもりが、実はし忘れてしまった!という客が40人くらいで来店した時の話です。
下々で働く人間だけで判断するならば、この数字は明らかにキャパを越えていましたから「予約なしでは受け付けない」人数ですが、幹部が「入れてあげなさい」というのですから、もうそれまでです・・・。
幹事の男性は、急に団体で来店したことで申し訳なさそうにしていましたが、団体中の一人にバカがいました。女の前だと店員に対して高圧的な態度をとる、格好つけたがる典型的なバカです。
そのバカは私にこう言いました。
「予約していたのにテーブルも用意していないのか!」
(きっとこの人、こういえば私が謝ると思っているんだろうな・・・・)
「本日ご予約は一件もございません」
バカは女の前で恥をかかされて少ししゅんとしました。
それから30分後。
「このレディ達はドリンクを頼むのに10分も待ってるんだぞ!」
「恐れ入りますが、40人ほどの団体が入ったため(おめーらだよ)、スタッフの数が足りない状態です。他のお客様もいらっしゃいますので、もう少々お待ちください。あ、それから今後はご予約を入れられるとこんなにお待たせしなくて済みますから、当店のお電話番号をさしあげますね」
またレディの前で恥をかき、この男はこれ以降何も言ってこなくなりました。
「女の前で恥をかかせるなんて、接客としていかがなものか」と言われそうですが、それはきちんとしたお客様に対しての話であって、こういう客は女性の前で丁重に扱ったらつけあがらせるだけです。
日本人従業員がやってしまいがちなこと
上記のようにお客様に事情を説明する時に、申し訳なさそうな表情を作ってしまうところです。そこにつけこまれるから、自分の首をしめることになります。ねちねちぐちぐち言われて、対応が長引く→スタッフがー1になる→残りのスタッフが苦しむ→他の客の待ち時間まで長くなる。
口角だけあげて淡々と状況だけを説明する。あとは何を言われても"Be a statue."(by カイル)
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