私が初めて平塚という街を訪れたのは、今から5年くらい前のちょうど七夕まつりの美しい夕暮れでした。
同僚の一人に「そういえば今日平塚がお祭りなんだよね。マリアさん、あそこの七夕まつり行ったことある?」と誘われたのがきっかけでした。
画像は湘南ひらつか七夕まつりからお借りしました
一回の乗り換えを含めて一時間以上かかる場所にこれから行くのか・・・とためらいましたが、行ってよかった。
都心と違い用事がなければ行かないようなこの街を、私はすぐに気に入りました。シンガポールのリトル・インディアを歩いた時と同じような感覚がしたという不思議な街。お祭りに使われていた飾りの色合いのせいかな。
この街もヤンキーが多いなとは思いましたが、神奈川県央に生息するヤンキーとは少し違いました。やはりこれも水辺、湘南という地域性が関係しているのでしょうか。
この街のように程よく都会っていいなあと思います。都会のように便利なんだけど、何でもありすぎるわけじゃなくて、ごみごみしていない。
そして都心に出るにも東海道線でびゅんと品川、新橋へ出られてアクセスがよく、平塚からなら多分座っていけるはず・・・と考えてしまうあたり、もう今では日常的に都心に出ることなどほとんどないというのに、いまだに思考回路が通勤地獄時代のままなんだなぁと思います(苦笑)。
なんであなたはほとんど出ることのない都心との距離をそこまで意識するの?!住居を定めるなら、もっと他に優先ことがあるでしょうって言われそうですが、やはりこれも田舎から両親や弟夫婦が出てきたら遊びに来やすい様に・・・・、というのがいつも頭の中にあるからなのでしょう。せめて乗り換え1回くらいで東京から来れるところがいいよなーとか思うと、平塚は乗り換えなしで来れるんだ!とまた評価が上がります。
平塚の美味しいお店
平塚に暮らしていたら、週に一度必ず通いたいと思う店があります。阿久根という立飲み屋です。地下にあるお店なので、見つけにくいかも。とにかく安くて美味しい!!酒がすすんで危ない!
ご覧のとおりとにかく狭い。初めてのデートで女の子を連れて行ったら確実に引かれます。だけど事前にこのお店の話を出しておいて、食いついてくるような女の子なら連れていっても大丈夫(男性読者はいないと思いますが、一応書いてみた)。そういう子はお酒を飲むことが好きだと思うので。
女同士で飲みに行くとどうしても食べる方がメインになりがちですが、このお店はお酒とおつまみしか置いていません。
私はこの時四人でこのお店に入りましたが、四人で壁に向かって並んで飲みました。四人で一緒に来ているのに顔を合わせずに飲むんですよ(笑)。だけどそれがこのお店では普通なのです。
現在は立飲みというスタイルから入る居酒屋がたくさんありますよね。立飲みであることを売りにしているお店というのでしょうか。だけど阿久根の場合、本当に「立つしかない」という感じの立ち飲み屋(笑)。そしてチュウハイがすごく濃かったと記憶しています。お店の人に「濃くする?」ってきかれたような・・・・。だけどこれも安い。
ただしこれだけ狭い分知らない人達とも肩を並べて飲むことになりますから、話しかけられることもあります。そういう知らない人との交流が苦手な人や、静かに飲みたいという人にはおすすめしません。