私は雪深い田舎町で育ちました。いかにも成金趣味といった豪邸が建てば当然近所では話題になるような田舎町です。私が小学生の頃、我が家の近所にそういう豪邸家が建ちました。「こんな家を建てたのはいったいどんなことをしている人なんだろう」と人々は推測して楽しんでいました。
その家はその地域にあるパチンコ店のチェーンのオーナーが建てた家という噂が広まり、韓国あるいは北朝鮮系が所有者なのだろうということでした。
ある日夕食を食べながら私は母にこう言いました。
「あのね、あそこに建てられた大きな家、Sちゃんから聞いたけどチョンが建てたんだって」
洗い物をしていた母の動きがぴたっと止まり、私の方を振り返りました。母の表情は「信じられない」といった感じでした。
「Sちゃんがチョンって言ったの?まあ・・・あなた達くらいの子供が何も知らずに使うならしようがないけど、Sちゃんの親が、Sちゃんの前でチョンって言っているから彼女がその言葉を覚えちゃったのだとしたら、それはよくないね。あなたはもうその言葉を使ってはいけませんよ」
私はSちゃんがその言葉を使った時なんとも思いませんでした。だからこそ母は「今のうちに自分の子供にくらいは説明しておこう」と思ったのでしょう。
何人かで京都歩いてたら、中の下品な一人が「ここら辺、部落やで」ってにやっとしたんですよね。その時に別の人が「色んなことをよう知ってるなあ、羨ましいわ。ご両親に教わったん?」つったのはちょっと京都人っぽいと思った
— 鴨島の宗教へようこそ (@kamozi) 2017年11月29日