アメリカ人の友人から聞いた話です。
アメリカのマクドナルドではマックフルーリーが一次販売休止になりました。その理由は「店員が面倒くさがって作りたがらず、『アイスクリームマシンが故障中のため・・・』と嘘をついてまで逃げきっているらしい。そこまで負担が大きいのならもう販売を止めよう」ということだったそうです。
そこでアメリカのマックのアイスクリームマシンのことを調べてみると、わかりやすいコラムを発見しました。
アイスクリームマシンはメンテナンスが大変
- 洗浄に時間がかかる
- 洗浄の仕方を知っている従業員はたいてい9時ー17時勤務のため、それ以外の時間にマックフルーリーやスパイスパンプキンラテをオーダーされても「アイスクリームマシン故障中」と嘘をついてでも切り抜けたい(一度使ったら洗浄しなくてはいけないため)
そんなことをしていてマネジャーは店員を注意、指導しないの?と聞いたところ「真剣に対応なんてしないと思うよ。マックなんてシェイク売らなくたって信じられないくらい儲けてるんだから」だそうです。
日本のマクドナルドと同じ対応を求めてはいけない
アメリカ人が来日して驚くのが、日本のマックの店員さん達の接客の素晴らしさ。不快な思いをさせられることなんてまずありませんが、対するアメリカではマクドナルドだけではなくファストフードレストランといえば高校生のアルバイト先と決まっています。彼らにしてみればそこで働くことはcareerではなくjobでしかないわけで、「もらっている賃金の分だけ働いて帰ろう」と思ってくれればまだよい方で、多くの若い従業員は「なるべく楽をしてお給料をもらおう」と思っていても不思議ではありません。ですからマックフルーリーをオーダーしても「アイスクリームマシンがダウンしていてーてへっ」と断られる確率が高くてもしようがないのです。
チェーン店の店員の苦労
このコラムを読んだら、マックシェイクがオーダーしにくくなりました。マックだけではありません。他のチェーン店でも色々大変なことがあるんだろうなと想像してしまいましたよ。例えばすき家の店員さん達を地獄に陥れた鍋定食など。私達の「美味しい」は彼らの犠牲の上に成り立っているのです。他にももしもオーダーしたら「えー?!この時間にそれ作れっていうの?死ねや!」ってキッチンで言われそうなものとか、あると思うんですね。
「シェイク?!アイスクリームを取りに行かなくちゃいけないしブレンダーの使い方もよくわからないし、あのわけのわからないボタンを押すのも大変だからコークでいいでしょ?」と言って勝手にコークを売りつける店員w