国内の武装勢力と諸外国の軍隊の戦闘が続いている、イエメンの首都サナアの旧市街 (2007年の様子)。
アラビアの秘境イエメンに来て10日が経ちました。
イエメンの首都サナアにまだいます。
この国"ヤバイくらい素敵"っす。
普通、首都といえば東京のように人が多くて物価が高かったり、デリーのように悪人が大半を占めていたりとあまり観光客にとって良い街ではないのが一般的で すが、ここ主とサナアはとにかく人が優しい上に、物価も安くて清潔でメシも美味い!国民の半数が大型ナイフを腰に挿しているくせに同時に笑顔も携えてるの で治安も最高に良く、財布を手にして夜の街をフラフラ歩けるくらいです。
大型ナイフを腰に差しているくせに同時に笑顔も携えてる・・・・筆者のTaku氏にしかできない表現だなぁと思いました。視点がユーモラスで温かい。
「トヨタのふりをしたスズキ」など大爆笑のエントリーの続きは「イエメンは首都からして面白い : わるのり-地球一周リアルタイム旅行記-」をご覧ください。更新は終了してしまったけれど、私の大好きなブログです。
さて、この世界遺産にも登録されている、「イスラムの真珠」「中東の真珠」と呼ばれているサナア旧市街、2010年もまだこんなに活気に満ち溢れていました。
「イエメンの世界遺産☆サヌア☆その2 : ほろほろ人生旅PHOTO日記」
イエメンといえば乳香!というイメージを持っていた私には、たとえ画像とはいえ実際にスークで売られている乳香が見れて、この記事を発見した時は嬉しかったです。
ところが2015年現在はこんな風になっています。
World heritage sites attacked in Yemen's Sanaa - Al Jazeera English
5年前のあの街並みはもう戻ってきません。だってこの街並みは2500年以上も前から存在していたのです。「周囲と同じような建築物を作ればいい」というわけにはいきません。
爆弾が投下されて、5名が亡くなりました。反政府武装組織側は関与を否定しています。
留学時代、イエメン人の男子生徒が二人いました。毎日ある時間になると使われていない教室を見つけて、そこでちゃんとメッカに向かって祈っていました。
「僕の奥さんになる人は、外見よりも信仰。敬虔なイスラム教徒で、僕とともに子供を立派なイスラム教徒に育ててくれる人」と言っていた彼らは今どうしているのだろうと、時々思い出します。面白いやつらだったなぁ~。
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