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Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

万国共通 お金をもらっても関わりたくない女

アメリカ人

お金をもらっても関わりたくない女、というのは早い話が恩知らずな女のこと。

万国共通 Drama queenが知らず知らずのうちに選んでしまう男のタイプ - Inside the gateという記事に登場しただめんずうぉーかー・エマです。

同僚だった彼女とは距離を置くべきタイミングを見逃してしまい、ずるずるつきあった結果便利に使われたわけです。私も学習しましたよ・・・。

彼女とはここで距離を置くべきだった

結婚生活がうまくいっていなかった美女エマですが、勤務先にはボーイフレンドがよく遊びに来ていました。彼女にしてみれば控えめに、こっそりとしていたのでしょうが、他の従業員達にしてみれば「よくもまぁこんなに堂々と夫以外の男を職場に来させるよな」という感じで、皆の知るところとなっていました。
なのにエマときたらある日こう言ってキレたのです。

「マリア、私のことを陰で皆が色々言ってるみたいだけど、誰が喋っているのか全員教えて。そいつらを黙らせるから!」

なんて自己中心的な人なのだろうと思いました。
人間ですから視界に入ってくるものに関して喋ってしまうのはあたりまえでしょう。話されるのが嫌なら男を職場に連れてこなきゃいいだけです。ですから私は思ったままにそう言いました。
だけどエマの怒りはおさまりませんでした。私はここで彼女を切るべきだったのです。心の中で静かに切る。今後は個人的な相談なども受けないようにして、仕事上のつきあいだけにするべきだったのです。このタイミングを逃してしまったばかりに、私は便利屋になってしまいました。

[Diva]

ただ働きの便利屋

エマが男関係のトラブルに陥り、私のヘルプが必要になった時のことです。
「あなたの次のday off(休日)はいつ?休日に予定があるなら遅番の日でもいいわ」
助けてもらって当然という感じでこんな風に聞いてくるのがエマでした。自分で調べられることは自分で調べるという気もなく、私に頼んできます。トラブル処置のために向かった先では、用事が済めば「(私と彼のために)キャブ呼んでくれない?」と、これまたあたりまえのように頼んできます。自分で呼べよ。
エマもボーイフレンドも、ひとことも日本語が話せませんでした。ホスト国日本に対して何の興味も敬意も持たない軍人や扶養家族の典型的なパターンですね。だけどキャブくらい自分で呼ぶ努力をしようという気持ちがなかったのは、私に甘えていたからで、甘えさせていた私も悪いのです。
こうして便利屋として使われていた私の心は、どんどんエマから離れていき、職場でも事務的なやりとりしかしないようにしました。するとエマもすぐに気づいたようです。
「避けられている」と。

"No.と言えない日本人"を卒業する

エマが恩知らずなのは、育った環境のせいなのか(エマは複雑な家庭環境で育ちました)、それとも美人だから常に誰かしらが周りにいて、なんでもやってくれて甘やかされてしまったせいなのか、どちらかはわかりませんでした。
だけどどちらにしろもう私は自分の時間をこの恩知らずな女のために使う気がなかったので、再び男とのトラブルで泣きつかれた時に、はっきりと"I'm sorry, but I don't wanna be in the middle of the drama anymore."と断りました。

すると数日後、エマはこう言ってきました。

"He's gonna pay you this time."

金を払ってまで助けてほしいということは、ボーイフレンドが降格及び今後昇級一切なし、あるいは最悪の場合不名誉除隊の危機(=不貞行為がエマの夫にばれそう)を迎えていたのでしょう。

"Emma, it's not about money. It's about my dignity. I came in a little too handy last time, and I'm not going through it anymore. If you're getting into some deep sh*t, take care of it yourself. He'll be with you through it if he truly loves you."

「エマ、問題はお金じゃないの。私の尊厳の問題なの。この間はあまりにも便利に使われすぎちゃったけど、もうそういうのは勘弁してね。もしも深刻な状況に陥っているのなら、自分でなんとかすればいい。彼があなたを愛しているのなら、彼もあなたと一緒に頑張ってくれるはず」

doormatのように扱ってきた日本人にまさかこんなことを言われるだろうと思っていなかったエマの、衝撃を受けた表情が今でも忘れられません。

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