Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

Clean eating 顔が駄目なら体で勝負、とその男は言った

「どうせ不細工だしさ・・・・」と言って卑屈になっている男の周りにいても面白いことなんてひとっっつもないけど、「俺不細工だから体(と中身)で勝負することにした!」とあっけらかんと言い切る男は、見ていて、接していて気持ちがいいですよね。

この接していて気持ちがいい男性をカイルとしましょう。
カイルは私が昔働いていた施設の常連客で、とてもよくしてくれた男性です。奥さんは一見「何系?」(ヒスパニックなのかそれともどこ?みたいな感じ)と思わせるキュートなロリ顔のオフィサーで、扶養家族であるカイルも大きな施設の幹部職員として働いていました。

Clean eating・・・「食べる楽しみをあきらめて幸せですか?」と聞いてみた

http://www.flickr.com/photos/89292944@N05/13677104113

photo by Le living and co.


カイルはテイクアウトのオーダーをする時、例えばハンバーガーならNo buns.(パンはいらない。具だけでいい)でした。夜は複合炭水化物を摂らない生活を送っていたのです。No/low carb at nightというパターンですね。
ただカイルの場合、尻に火がついて低炭水化物ダイエットをしているのではなく、もうそういう生活が当然という感じでした。ちゃんと習慣になっているのです。そして他に買っていくものは大きなサラダ。
随分と食生活に気を使っているんだね、と声をかけると「いや、この店で買い物をする日は自分を甘やかす日なんだよ。普段はもっとclean eatingを心がけている。明日から一週間、肉断ちに入るから、君ともしばらく会えないね。ははは」とカイルはいいました。
clean eatingという食生活は、肥満大国アメリカで一時流行りましたよね。加工、精製されたものをなるべく避け、もちろん過剰な調味料も控え、食材本来の味を活かした、体に優しい食生活。

へぇ・・・・肉断ちかぁ。

「私は今日帰宅したらアップルパイを食べる予定。カイルはclean eating派だから、こういうデザートも食べないんだよね?」

「食べない。奥さんが隣で食べていてもなんとも思わないし、そういうものを食べなくても幸せ。ここ数年体の調子がずっとすごくいいし、精神的にも楽になった。ほら、触って触って!」


そういって自分の腹筋を指差しました。

「いや、自分の腹筋の緩さと比べたくないから、遠慮するよ」

「いいから触って!」

つん、とやってみると、見事な腹筋!(食事制限だけでなく、ジムにも通っていました)

「色んな人に不細工って言われて、自分は不細工なんだって自覚して以来、体だけは自分で見事なものにしてやろうと思ったんだ。『俺、不細工だけど体と心はいいもん持ってるからデートしようよ!』っていえるだろ?」

その体で捕まえたのが、あの可愛い奥さんってわけですか。ところでカイル、全然不細工じゃないんですよね・・・。そして彼のいいところは、自分は結構ストイックにclean eatingを心がけていても、他の人にそれをおしつけないところ。
「皆俺みたいになりたいだろ?」っていうのがちらっとでも見えると、萎えませんか?

Clean eatingの関連書籍


モムチャンダイエット レシピBOOK

これは食べる楽しみをあきらめずに、体を元気にしてくれる、体に優しいclean eatingが実践できるレシピがたくさん載っています。要するに、そこまでがっちがちにcleanじゃないということ。ただこれを実践していて感じたのは、食材本来の味を楽しむ食事というのはやはりお金がかかるということです・・・。

アメリカでは日本とは比べ物にならないほどのclean eating関連書籍が出ていますが、唯一「美味しそうだな」と思ったのがこのThug Kitchen: Eat Like You Give a F*ck。直訳すると「ワルのキッチン」。

男性らしく大雑把で「とりあえず乗っけてみたぜ!」みたいなメニューですが、それでもclean eatingができちゃうという好例。他の書籍は、カバーを見た限りでは「葉っぱ食ってろよ」って言われているみたいで、作ってみたい、食べてみたいという気持ちになるカバーのものがあまりありませんでした・・・。
そういうものって、私の性格では多分長続きしないんですよ。どんなに「体にいいことしてる!」って言い聞かせても、やっぱり食事って視覚的にも楽しまないと栄養にならないと思います。いやいや食べても、続かない。

関連記事


clean eatingとはあまり関係ないけど、紹介したいレシピ:

クックパッドで見つけた超シュールなレシピ - マリア様はお見通し