Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

仮面夫婦を生み出す米軍の福利厚生の手厚さ(2)

最近はてなの元CTOとメンヘラな若い女の子の不倫が話題になり、最終的にストーカーとして突き出された女の子が書き溜めていたブログを読みました。あれは怖い。あれなら警察に突き出されてもしようがないです。淡々と書かれているからこそ怖さが増すんですね。
だけど人間は可愛さ余って憎さ百倍といいますから、相手に逃げられそうとわかった途端、裏切られたとわかった途端にこういう常軌を逸した行動に出てしまうのです。それはネイビーワイフ達にも見受けられます。

恋は盲目

エマというネイビーワイフがいました。過去にも何度か登場していますね。

登場記事>>【万国共通】やるやる詐欺をはたらく女 - Inside the gate

遊び人のボーイフレンド・ラシャド(仮名)がいた彼女は、ラシャドの「本当に愛しているのは君だけだ」を信じて散々振り回され、常軌を逸した行動に出るようになった女性の一人です。

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私も午前4時頃に電話がかかってきたことがありました。二人の間ではとても大切なことなのだろうけれど、私にとってはどうでもよいようなことで「どうしよう?ねえ、どうしよう?!」と泣きつかれ、いったん一方的にこちらから電話を切って「ごめんね、夫が怪訝な目で見てるからテキストで送ってくれない?」とテキストを送信したら、ようやく我に返ったようでした。
携帯電話のリンガーもバイブレーションもoffにして再び眠りにつこうにも「エマってそういえばまだ結婚してて自分も浮気をしている立場なのに、なんでこんなことで騒ぐんだろう」という考えが頭をよぎってなかなか眠りにつくことができませんでした。

ある女性のメッセージで目が覚める

エマちゃんのもとにある女性からメッセージが送られてきました。エマちゃんはその女性とは少し前にFBで友達になったばかりです。共通の知人が何人かいることと、1,2度顔を合わせたことがあることからエマちゃんはFriend requestを承認しました。
そのメッセージは衝撃が大きすぎて、受け止めるのに時間がかかったそうです。そしてそこに書かれていたこと=ラシャドには自分以外にも女性が大勢いて、その数はベース内だけで三桁にいくかもしれないことを知ったのは、その女性がラシャドとのやりとりのスクリーンショットを送ってきたから。彼女もまた、ラシャドに遊ばれていた一人だったのです。

エマちゃんは、病院でアポを早急にとって性病の検査を受けること、そしてラシャドの妻(法的別居中のため本国在住)に電話をしてすべてを暴露することを決めました。怒りのやり場がラシャド本人だけでは足りなかったのでしょう。

暴露した結果

「あなたの夫が日本で何をやってるかわかる?!」
そう切り出してすべてを話したエマちゃんですが、ラシャドの妻はうろたえも怒りもせずこういったそうです。

「そんなことわかってるわ。だから私達別居してるの。ろくでもない男よ。私との子供の他に、one-night standでできた子供の養育費も払っていながらそこまで遊んでるの?たいしたものよね」

「私とデキ婚して3か月にはもう他の女と浮気してたの」


別にエマちゃんと不貞行為をしているからといって、既に冷え切っていて経済的な理由だけで続いている婚姻関係にさらなるダメージがあるわけではないのです。
さて、ここまで泥沼にはまったエマちゃんですが、ちゃんと婚姻関係は維持していますよ。
読書に例えるのであれば、新たなチャプターを開くためには今読んでいるチャプターを終えなければなりません。だけどエマちゃんはそれを終わらせることができません。ちゃんと経済的自立、精神的自立してからが新しいパートナーを探した方がいいのにそれができないから、今の夫に養われている間に次を探そうとして痛い目に合う・・・。

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