Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

(36)The struggle is real.ってどんな時に使うの?

The struggle is real.ってよく聞くけど、どういう意味なの?どういう風に使われるの?と思っている人は多いと思います。
Urban Dictionary(英辞郎で検索しても見つからないキーワードはだいたいここでわかる)によりますと先進国特有の、物資に恵まれているからこその困難。この困難ですが、「まあそんな些細なことでぎゃあぎゃあ騒いで」みたいな皮肉でもあり、自虐でもあるようです。例えばこんな時。

例1:ストローがない・・・マクドナルドのフェイントに見事にひっかかる時

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飲み物が入っている紙袋の中にストローがないと「入れ忘れられちゃったのかな・・・・」と私は思うわけです。だけどここでがっくりさせるのは、マックのフェイント。オーダーをひとまとめに入れてあるビニール袋の中に、ちゃんと入っているのです。それを見て「ああ、よかった」と言うと、夫が脇から皮肉っぽくThe struggle is real.というのです。

例2:携帯電話を職場に忘れてきた!アラームのない一人暮らしの女性がとった苦肉の策

私が昔働いていた場所で同僚の女性が、職場のロッカーに携帯電話を忘れてしまいました。そこで困ったのは、彼女は一人暮らしで、しかもアラームは携帯電話しかないのです。
「アラームがない・・・」
そう思った彼女は、しかたがなくキッチンタイマーをアラーム代わりに使うことにしました。ところがそのキッチンタイマーは最長でも90分までしかセットできません。
もうオチは想像ついたでしょう?彼女は90分にセットし、それがなるたびに起きてセットし直して、また眠りについて90分後に起きて・・・ということを起床時間まで繰り返し、寝坊を妨げることができました。
出勤してこの話を聞いたアメリカ人男性上司が笑いながら"The struggle was real."と言ったのをよく覚えています。


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