Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

ハーフやクオーターの苦悩

 


「目指せハーフ顔!」というようなメイクの特集すら組まれる日本の女性誌を見ている限り、ハーフみたいに彫りの深い顔に憧れる人はたくさんいます。私も一週間でいいからバタ臭い顔になってみたいですもの。
だけどハーフの人達は平たい顔族にはわからない苦悩を抱えているのです。
「見るからにハーフの人種の子供達が抱える心の闇」というのは、在日韓国人の子供達が抱えている問題とは別である、とフィフィさんはおっしゃっていますが、これは私も同感です。バタ臭い顔のハーフの方達からしたら「平たい顔のお前に何がわかるんだ!」って言われそうですけど、ハーフの子達から聞いた話です。

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例えば父親が日本人で母親が在日韓国人二世のハーフなら、ハーフであることには変わりないのだけど、見た目は私達と同じ平たい顔族だから「異質なもの」として目立たないのです。だから「ハーフなのに●●なんだね」とか「ハーフだからXXなんだぁ」と何でもかんでもハーフで片付けられなくて済みます。


逆に見るからに「あ、どっか他の国が入ってるよね」とわかってしまう濃い顔のハーフ(日本人が憧れる彫りの深い顔ね)は、日本で生まれ育っているから、皆と同じように日本語が話せるのは当然だとしても「日本語うまいね。すごーい」とまるでそれしか取り柄がないかのように、会う人会う人に言われ(うざいだろうなこれ)、ちょっとした過ちでも「やっぱりハーフだからしようがないよね・・・・」と言われ、なんとなくどこにも溶け込めなくなっていくのではないでしょうか。自分を一人の人間として普通に接してくれる人が家族しかいないっていうか・・・。
「どうせ自分のことなんて理解してもらえないし」っていうのはあると思いますよ。


それからアメリカ人と日本人のハーフの男の子がこんな風に言っていました。

「日本にいればアメリカ人っぽいって言われるし、アメリカに行けばアジアン扱いだし、自分の国はどこなんだろうって思うよ」

ISに向けて飛び立って行ったりしなきゃいいのですが・・・。ちなみにこれを話していた男の子は、見た目はウェンツ瑛士君みたいな感じなのに、中身はまるっきり日本人です。(それにしてもトリンドル玲奈ちゃんは可愛いよね)

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