アメリカ・メリーランド州のボルティモア市で起きた暴動に加わろうとしていた16歳の息子をひっぱたくシーンがTV放映されたことをきっかけに、一瞬にして時の人となったトーヤ・グラムさん。#Motheroftheyearというハッシュタグでツイッターで瞬時に広まったそうです。なんだかんだいって、まだまだSNSの勢いは衰えませんね・・・。
この記事がアップされる頃には、既に時の人としてのピークはとっくに過ぎている頃かと思われますが、亡くなったフレディー・グレイさんのご遺族は「オプラ（ウィンフリー）から電話が来たの♪」と誇らしげにインタビューに答えるトーヤさんを見てどう思っているのでしょうか。
トーヤ・グラムさんが病院に行く為に娘さんと外に出て警察官と話していたところ、とおりの向こうにパーカのフードを被り覆面をした自分の息子を見つけました。そして彼が手に石を持っているのを見た瞬間、我を失ってしまったようです。
「フレディ・グレイのようになってほしくなかったから」
「警官との関係は決してよいとは言えないけれど、だからといって石を投げていいわけではない」
そう思って息子のマイケル君をひっぱたいたトーヤさん。マイケル君は顔を見るとまだまだ子供。この騒動の後、マイケル君はトーヤさんに謝りはしなかったけれど「友達が『お母さんをハグしてやれ』『もうすぐ母の日だから素晴らしい贈り物をするように』と言っていた」とトーヤさんに伝えたそうです。
この一件に関しては「（母親のおかげで）thugにならずに済んだね」という声もたくさん聞かれています。
