横須賀基地で働いていた頃、若い女性達がグラスに注がれた水を口にしこう言いました。
"This sh*t tastes naaaaaaaasty!!!!"
「なによこれ、まずーーーーーーい!!!!」
淑女の皆さんはこの話し方を真似をしてはいけませんが(友達同士の間でならまあいいかという程度で、公共の場、特に小さなお子さんの周りでは控えましょう)、教科書にも出てこない、TOEICでも出題されることのない、こういう生の英語に触れられるのも横須賀基地で働く面白さの一つです。
ではゲットーな話し方にもう少し踏み込んでみましょうか。
上の動画はかなり大げさに作られていますが、わかりやすくて面白いのでご覧あれ。
- 挨拶
- 会話
- 質問
- 攻撃的な話し方
- 好意を表す
の5つのカテゴリーに分かれています。
"What did you say?"
"Can you repeat that?"
"I heard you're the prettiest girl, but that is an understatement."
のゲットー版は笑えます!3つ目は特にふざけすぎ(笑)。
ゲットーな話し方では、二重否定は日常的に使われている
私が中学生の頃の英語の授業では、担当の先生が繰り返しこういったものです。
「" I don't have no friends."だと二重否定になってしまいます。友達がいない、というなら正しくはI don't have any friends."です」
ところがもう10年以上前から、ゲットーな話し方ではこの二重否定は日常会話で当たり前のように使われています。黒人だけでなく、ゲットーに暮らす他の人種も使います。
動画中でも"I don't know no Denise overhere."「デニースなんて知らないわよ」と出てきていますね。あくまでも口語ですから、親しい人同士のやりとりでは何も問題ありませんが、文法的には誤っていますので、学校の課題や公的書類にこのように書いたら呆れられますからご注意を・・・。
クイーン・ラティファの話し方をコピーしようとした山田詠美さん
作家・山田詠美さんが、クイーン・ラティファの話し方に憧れてコピーしようとしていた時期があったと、エッセイに書かれていました。
だけどあの黒人女性特有の話し方は、付け焼刃でやってみたところで、関西の大学に入学した年の夏休みに帰省して「関西弁が移っちゃってさ~」という似非関西弁を披露する嫌味な大学生みたいになっちゃうんじゃないかな。
コピー目的ではないけれど、私もクイーン・ラティファ主演の映画は繰り返し見ましたよ~>>英語学習のためにと思って手を出したら予想以上に面白かったもの - Inside the gate
関連記事