先日こんなキーワードを検索して、当ブログに来訪された方がいらっしゃいます。
米軍に入隊するためにまず思いついたのが「英検」という発想がすごいなと思いました。映画を見て米軍に憧れている中学生くらいかな?
英検何級とは書いてありませんが、海軍の公式サイトによりますと、アメリカ以外の国の国民が入隊するには以下の条件が必要です。
米軍全体ではなく、海軍のみに関して調べました。(引用元:The U.S. Navy)
- 合法的にアメリカに居住していて、グリーンカード保持者であること(※)
- 年齢は17歳~35歳であること
- 精神的、道徳的、肉体的に入隊基準を満たしていること
- 英語の会話、読み書きが堪能であること
【注記】
- アメリカへの入国に関する支援は、海軍は行っていません。入国に関する質問はアメリカ大使館にお問い合わせください
- 移民手続きが完了し、米国に合法的に居住して初めて入隊の申し込みができます
- 将校以上になれるのは、アメリカで生まれた国民か、アメリカ国民に帰化した者のみです。
要するに、アメリカへの移住手段としての入隊はお断りということです。
※:海軍はグリーンカードを持っていなくても入隊できるそうです。以下、読者の方から米軍に救済される若者達の姿 - Inside the gateという記事にいただいたコメントの一部を抜粋しました。
海軍と陸軍はグリーンカードがなくても入隊できますよ。日本人も去年の夏から陸軍に入隊できるようになりましたが、なかなか日本人の人は見ないです。現在は中国人、韓国人がものすごく多いです。入隊理由はアメリカ国籍目当てが多いですね。私はグリーンカードを取得したあとで入隊しました。
日本からどうしてもアメリカに移住したいという人は少ないはずですから、アメリカに住むことが目的ではなく、米軍に憧れている若者達がこういうキーワードを検索していると想像しています。ASVABの準備だけでもしておいて損はないでしょう。
このテストの結果で配属するブランチ(空軍、海軍、海兵隊、陸軍)及びレートが決まります。各ブランチで最低ラインがあり、上で( )の中で書いたのがその最低ラインの高い順です。空軍の兵士達が他のブランチに比べてお行儀がよい感じがするのもこういうところからきているのでしょうか。
だけどなぜ自衛隊ではなく米軍なの?!自分の生まれ育った国よりもアメリカのために働きたいということは・・・もしかして君達の頭の中で米軍ってこんな感じじゃありませんか?
photo by U.S. Pacific Fleet
「なんかちょっと、格好いいぞ」
ま・・・・待って!待つのよ!夢を壊すようで申し訳ないけれど、実態はこんな感じですよ。
もちろん頑張って働いている人達もいます。
少年よ大志を抱け。コメント欄にはこの記事よりももっと新しい情報が書かれていますので是非ご覧ください。
関連記事:日本人でも米軍に入れるのか その答えはYes(2) - Inside the gate