Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

英語が流暢な不美人vs英語がほとんど喋れない美女

 

 
弱い犬ほど良くほえる。
美人を目の前にした不美人が、美人に勝てるものが英語力しかない!とわかった時のでしゃばり方を見ていて学んだことがあります。

不美人は身の程をわきまえていた方が好印象です

 
間違えても美女の英語を超上から目線で訂正したりしないようにしましょう。私が通っていたインターナショナルな単発のお料理教室で実際に目撃したシーンです。
先生は横浜の高級住宅地にお住まいの外国人女性でした。参加者は皆で集まって、先生のお宅に向かうことになっていて、私は最後に現れた人間でした。そこに集まっていた中にひときわ目立つ不美人の二人組がいました。
皆さんは「こんにちは」と挨拶してくれたのに、その二人だけは無言、しかも「おっせーよ」という気持ちがありありと表情に出ていました。私はちゃんと時間に間に合ったのに・・・。
なんか意地悪そうな印象だし、男がいないから毎週末こうやって二人でつるんでいる結果の悲しい常連さんみたいな感じでした。だけど話してもいないのに人柄を決め付けるのも失礼です。あまり気にしないようにしていました。

 

美人の英語の誤りを冷たくてきつい言い方で訂正した不美人。その場が凍りついた

http://www.flickr.com/photos/94416001@N00/4257869573

photo by Shreyans Bhansali

そして料理教室でサンクスギビングのランチを作り、皆でいただいて、広いリビングで談笑している時のことでした。
セントフォース所属の美人アナ吉田恵さんそっくりの、とても綺麗な生徒さんが恥ずかしそうに、先生に英語で質問をしました。すると私が「意地悪そうだな」と思っていた不美人の一人が「それを言うなら$%*★でしょう」とぴしゃりと訂正しました。

ものすごい上から目線で、その口調と言ったら冷たいのなんのって。
その場が凍りつきましたが、訂正した本人は何食わぬ顔をしていました。

「あの、やっぱり美人の揚げ足をとりたかったから、訂正したんですか?英語以外で勝てるものがないから?」

とは、地雷ステッパーと呼ばれるこの私も聞けませんでした。

このお料理教室は、お料理を学ぶだけでなく異文化に触れるチャンスのある、ちょっと変わったお料理教室だったのです。ですから先生にどんどん英語で話しかけたかった生徒さんはたくさんいるはずでした。
そんな環境なのですから、間違えた英語で話していてもいいじゃないですか。第一私達はノン・ネイティブスピーカーですよ。
だけどこの美女のチャレンジ精神は、英語がちょっとうまい不美人に打ち砕かれてしまいました。それにしても不美人な上に性格も悪いと、救いようがありません。

ブスでも英語ができれば外国人にモテるんじゃないの?

綺麗で英語が苦手な人よりも、不美人でも英語が流暢な人の方が外国人にはモテるでしょ?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
「綺麗な日本人」の基準が外国人と日本人とでは若干違うため(だけどその差は近年埋まりつつあるようです)、不美人ももしかするとモテるチャンスはあります。だけどこの美女の場合、万人受けするタイプの美人でしたし、不美人の方は性格もブスでした。
結果としてはこの英語の苦手な美女とお近づきになりたい、僕も日本語を頑張るから!という外国人男性の方が多いはずです。

不美人はせめて性格くらいはいいほうがいいな、と改めて思った一日でした。

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◆私が通っていた料理教室です:異文化に触れられる料理教室を紹介しているNiki's Kitchen - Inside the gate