Inside the gate

米海軍横須賀基地でお仕事をしたいと思っている人達のためのサバイバルガイド。情報が古いということが玉に傷です。英語学習や異文化に関するエッセイも書いています。

宗教で人を縛るのは限界がある

斉藤由貴が会見 恋人つなぎは「一瞬のこと」不倫報道を否定(ウェブニュースのためリンク切れの可能性あり)

先日不倫でゴシップ欄をにぎわせていた斎藤由貴さんはモルモン教徒です。モルモン教徒と言えばカフェイン、アルコールの摂取、喫煙、そして婚前交渉が禁じられていますが、斉藤由貴さんは婚前に二回不倫が取りざたされました。もうこれは婚前にでしょう。
「一目ぼれして、出会って10日で結婚を決めた」というご主人もモルモン教徒ですから、斎藤さんの婚前交渉が気にならなかったのか?と疑問に思いませんでしたか?
もしかするとご主人は意外と気にならなかったかもしれません。なぜならモルモン教の教えをどこまで忠実に守るかは、その信者によりけりだからです。
モルモン教の本部があるユタ州ソルトレイクシティー周辺で、モルモン教徒として生まれ育った人でもない限り。

Salt Lake Temple

本部のお膝元で育っても、モルモン教の教えに100%忠実に従わない信者はいます。どこまで取り入れるかはその人次第。これは他の宗教でも同じですね。私の知人でヒンズー教徒がいますが、日本にいる間はハンバーガーがっつり食べてますもの(ヒンズー教は聖牛崇拝)。
斎藤さんが育った家庭は、家族という単位をとても大切にする典型的なモルモン教の家庭だったようです。毎週行われる家族の集まりでは、美しいお姉さまが伴奏する讃美歌を家族皆で歌った後、デザートをいただきながらお話をする。
こうしてモルモン二世として育った斎藤さんが、そろそろ結婚を・・・と考えていたところに同じ教えを信じる男性に出会い、ひとめぼれ。同じものを信じる者同士で結ばれ、温かな家庭を築き上げたわけですが、あのなんともいえない透明感とイノセンスの下に秘められた魔性は、50歳になっても、いえ、歳を重ねるごとに強くなっていたようです。そしてその魔性を秘めた彼女を縛り付けることは、教会の教えでも不可能でした。モルモン教会では罪にあたることを、彼女はやってしまいました。だけどこれからも彼女は信仰を必要とするでしょう。信仰はささえです。人を縛るものではないのです。

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