日本人でも米軍に入れるのか その答えはYes. - Inside the gateという記事にこんなコメントをいただきました。
横須賀基地で働いてらっしゃるようなので、ジャパニーズソルジャーに会ったことあるかな?と思ったのですが。入隊してマイノリティの中のマイノリティになりそうで不安です。まあ、今住んでる所もアジア人のいないど田舎なので変わりありませんが。。。他の方のコメント参考にさせて頂きます。
ジャパニーズ…ご想像のとおり、少ないですねぇ。
米軍にはアジア系の兵士も沢山いますが(現在の横須賀基地のCOは韓国系のキムさんです)、横須賀基地で私が働いていた頃、日系の兵士や将校に会うことはほとんどありませんでした。遭遇する回数が多かった順にアジアの国名を書いていきますね。
1位:フィリピン系
ぶっちぎりで1位ですよ。マイノリティじゃなくてマジョリティになりつつある。もうこれはアジア枠に入れない方がいいですね。まったく別物ですから。
なぜか?
英語はわかる方は読んでみてください。横須賀基地で働いたことがある人なら、激しくうなずきすぎてむちうちになるから。
"They're like roaches. " 「奴らはまるでゴキブリ」(=どこにでもいる、という意味)とカイルが言ってました(カイル登場記事:言うべきことははっきりと言おう アメリカ風a**holeモード発動 - Inside the gate)。
2位:ベトナム系
ここも多い!Nguyenさんという名字が一番多かったけど、後は名字が短い人が多かったです。Li, Sun, Yiなど。圧倒的に男性兵士が多いフィリピン系と違い、ベトナム系は女性兵士も多い>>厚塗りで失敗するのは日本人女性だけではありません - Inside the gate。
ベトナム系兵士の興味深いところは男女で容姿が違うという点。
男性兵士は顔が薄くて最初は韓国系かと勘違いするんだけど、韓国系にしては体型がやや貧弱。名字をきっかけにして質問してみると「ベトナム系です」という答えが返ってきます。こうして私は横須賀基地で働いたことで「東南アジア=顔が濃い」とは限らないということを学習しました。
対する女性兵士ですが、同じベトナム人なのに顔が濃い人が多かったです。特徴はニックネームをつけるとしたらカバドンって感じなんですよ。目がぱっちりしていて鼻に特徴がある人が多かったです。
3位:韓国系、中国系
1位と2位に比べるとその数はごく少なかったけど、日系よりは多かったです。
4位:アラブ系
米国で生まれ育ってもアラブ系の外見が理由で差別にあっているとか、そういう風に見える兵士はいませんでしたが、酒が入ると話は別です・・・。言った側はダーカダーカモハマドジハードレベルのジョークのつもりでも、言われた側にしてみたら侮辱されたと思うでしょう。
5位:日系
多分ここらへんに入ります。
6位:ポリネシア系
祖父母の世代でサモアから移住したとか、そういう兵士達。エキゾチックで魅力的なルックスの兵士や、イギリス人とのクオーターで一体何系なのか想像もつかないキュートな顔立ちの兵士がいました。
2位~6位は、1位のフィリピン系とは違い、同じルーツの者同士のみでつるむということはあまりありません。
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